BS 世界のドキュメンタリー 『DNA捜査最前線』 〜DNA捜査の輝かしい成果と落とし穴〜
BS 世界のドキュメンタリー 『DNA捜査最前線』を見た。
NHKドキュメンタリー - BS世界のドキュメンタリー「DNA捜査最前線」
人間の遺伝子情報を形作っているのはDNA -- デオキシリボ核酸だ。
A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)のたった4つで構成されている。
この並び方の違いで人や生物の違い、さらには人間の個々人の違いが生まれているのだ。
血液、精液、唾液、髪の毛、皮膚片などからこのDNAを取り出すことができる。
このDNAを使った個人の特定法、親子関係の鑑定の基礎が作られたのは、30年前のことだそうだ。
1977年、イギリス、レスター大学のアレックス・ジェフリーズはDNAの中で塩基の配列が繰り返される領域があり、この繰り返しの回数が人によって異なることに注目した。
ジェフリーズはこの領域を切り出し、ゲルの中に移して電流を掛けてみた。
するとこれらの断片は一方からもう一方へ移動していく。
繰り返しが多い部分は長いあるいは重いため進み方が遅く、短い部分は早く進んだ。
結果として、ゲルにバーコード状の痕跡が現れた。
DNA指紋法の誕生である。
1984年9月10日のことだった。
このパターンは個人によって異なるだけでなく、遺伝によって父母から特徴が受け継がれることがわかった。
このDNA指紋法は早くも翌年、成果をあげる。
ガーナ出身の若者が不法滞在の疑いをかけられて拘束された。
しかし、DNA鑑定によってイギリス国籍を持つ女性との親子関係が認められ、彼の疑いは晴れたのである。
このDNA鑑定は、まもなく犯罪捜査にも使われることになった。
イギリスで起こった少女2人のレイプ殺人事件について、拘束された容疑者と現場に残された精液のDNAが異なっていたことから、男の無実は証明された。
さらに、警察は周辺地域に住む全ての男性からDNAを採取し、真犯人が捕まった。
DNAが犯罪捜査に使えるばかりか、強力な武器となることが証明されたのである。
所変わってフランスの国立科学捜査研究所。
訪問者は制限され、施設内に入ることを許されたものにはDNAの採取が義務づけられてる。
証拠として集められたサンプルに、訪問者のDNAが混入した場合に、リストから除外できるようにするためである。
毎日、多数のサンプルがこの研究所に届き、DNAが調べられる。
これまでにいくつもの事件解決に貢献してきた。
自白だけではもはや犯罪を行った証拠にならない。
現場に残されたものから遺伝子プロファイルを作り、これが強力な証拠となる。
この遺伝子プロファイルの作成は現在では大部分が自動化されている。
特定の配列(マーカー)に注目。
このマーカーは人によって出現パターンが異なる。
これを特殊な処理によって、コピーし増やしていく。
増やしたサンプルを管に入れ、電流をかける。
原始的なDNA指紋法と同様に電流をかけるとサンプルは出口へ向かって、異なる速度で進んでいく。
出口に出て来たまでの到着時間の違いを調べることで、ピークの山が横に並んだグラフができあがる。
(これが多分、PCR法と呼ばれているものだろう)
現場のDNAと容疑者のDNAを比較、一致すれば犯行を立証する強力な証拠となる。
しかし、これだけでは容疑者が犯行を行ったとは認定せず、目撃証言など昔ながらの捜査と組み合わされて、総合的に判断される。
警察が不要になることは無いのである。
DNA鑑定を難しくさせるものにサンプルの質の問題がある。
調べてみたら男性を示す特徴と女性を示す特徴の両方が現れることは良くあるらしい。
DNAが混ざってしまうのだ。
また日光や風雨によってDNAが劣化し、マーカーをうまく増やせないこともある。
ニューヨーク大学ロースクール教授エリン・マーフィーはDNA鑑定のリスクやエラーについての研究の第一人者である。
彼女によると、多くの人は病院で病気の診断や治療のために採取し調べられたDNA検査と警察で調べられたDNA検査は同じだと思っているが、それらは別物だそうだ。
病院では採取から検査そして保管までが専門家によって適切に行われる。
しかし、犯行現場ではそのようなわけにはいかないのだと言う。
髪や皮膚などは簡単に抜けたり、剥がれ落ちたりしている。
それが他人の体や服、持ち物などに移る。
そして人や物の移動によって、髪の毛や皮膚片が運ばれ、どこかに落ちたり付着したりすると、その持ち主が行ったこともない場所で、DNAが発見されることも大いに有り得る話なのだ。
洗濯によってDNAがある服から別の服へ移動するといったこともあるという。
そのような例が現場を混乱におとしいれたことが実際にある。
7件の殺人など多数の事件に関わっているとして、1人の女性が浮上した。
複数の殺人に関わっているとすれば、シリアルキラーの可能性もある。
さらにはドイツ、フランス、オーストリアなど複数の国の犯行現場でDNAが検出され、国際的な連続事件が行われていると考えられた。
殺人事件で関わっているとされているだけでなく、軽微な窃盗事件でも現場のサンプルからDNAが見つかった。
手口や事件が多岐に渡っていたため、捜査は困難を極め、懸賞金がかけられることにもなった。
2009年、ついに真相が明らかになった。
そのDNAは、サンプルを採取するのに使った綿棒を作る工場の女性工員のものだったのである。
DNA鑑定はこういった予想外の混入もあり、万能ではないのである。
とはいえ、冤罪立証においては着実な成果を上げている。
マイケル・ハンラインは一貫して無罪を主張するも、殺人罪で36年にも渡って服役していた。
NPO団体の助けを借りて、再審請求をし、再審が認められて行われた裁判で、DNAを柱とした新たな証拠を提出。
これが認められ、2014年に釈放された。
NPO団体によって、この他、10年間で300人以上の冤罪が晴らされた。
(多分、このNPO団体とはイノセンス・プロジェクトのことだと思われる)
アメリカでは冤罪による不当な服役が少なくないのである。
そのような冤罪を、後になって見直すには犯行当時のDNAの記録、保管が大切である。
フランスでは犯罪者のDNAの巨大なデータベースがある。
警察から記録照会の依頼があると、スタッフはマーカー毎に調べたい数値を入力して照合する。
マーカーが23個あり、すべてが一致していると100%に限り無く近い形で同一人物だと判定できる。
少ない場合には、一致点や異なる点を注意深く精査する。
毎月5000件の照会依頼があり、2000人の逮捕に貢献しているそうだ。
データベースは毎月25000人分の情報が追加され、総数は220万人分にものぼる。
アメリカでは約1400万人、人口の4.5%のDNA情報がFBIのデータベースにあるという。
イギリスでは人口の9%にあたる570万人。
中国では800万人もの情報が蓄積されているが、これは人口の1%にも満たないらしい。
クウェートでは全国民のDNAを採取、記録するという計画があるという。
このようなDNAデータベースは世界60カ国で運用されている。
個人の自由やプライバシー侵害の観点から、このようなDNAの記録、収集に反対する声もある。
先に紹介したフランスの科学捜査研究所の職員は口をそろえて、犯行に関わったり、現場にいなければDNAが採取、記録されることはないし、適切に運用されているので安心だという。
しかし、ニューヨーク大学のマーフィー教授は、DNAの移動の問題もあり、リスクがあると指摘する。
やましいことをしていないのだから、いつでも部屋を訪問して中を調べられても良いだろう?と言われて納得する人は少ないだろう、それと一緒だと。
(この家屋立ち入りの例えはスノーデンを取材したグレン・グリーンウォルドも著書の中で使っている。
これはアメリカ合衆国憲法に書かれている国民の権利なのだ。
不合理な捜索および押収に対し、身体、家屋、書類および所有物の安全を保障されるという人民の権利は、これを侵してはならない。令状は、宣誓または確約によって裏付けられた相当な理由に基づいてのみ発行され、かつ捜索すべき場所、および逮捕すべき人、または押収すべき物件を特定して示したものでなければならない。
やましいことがあるかないかにかかわらず、正当な根拠がない場合には家屋に立ち入ったり、物を押収したりできないし、国民は捜査を拒否できるのである。
デジタルデータの収集、ネットを通じた行動監視と同じように、DNAの収集、記録もこの合州国憲法第四条の精神にもとづけば、これを拒否する権利を有しているということだ。
日本で共謀罪とも言われたテロ等準備罪が議論されたとき、安倍政権や与党自民党の人も「やましいことがなければ反対する理由はないはずだ」というような理屈を使っていた。
日本でも修正第四条のような考え方は何かの形で明文化されなくてはいけないのかも知れない。)
犯罪に関わっていなければ大丈夫というけれども、容疑が問われ、DNA鑑定やその他のアリバイや証拠から無実が認められた人についても、一度、採取されたDNAの情報が削除されずに記録され続けるといった運用面の問題も指摘されている。
また、フランスを始めとするヨーロッパのほとんどの国はDNA情報は一部マーカーの数値としての記録のみであるが、アメリカでは容疑者や関係者の体組織も保管されている。
暴力傾向とDNAとの関連を指摘した研究はすでにあり、今後、性衝動などについての関連も見つかる可能性がある。
犯行を行う前に事前に危険人物をリストアップするということが行われる危険性もある。
『マイノリティー・リポート』や『パーソン・オブ・インタレスト』の世界である。
また、性衝動や性癖などが本人の了解なしに知られてしまうことも起こり得る。
しかもあくまでも可能性であり、実際に危険な性衝動や恥ずかしい性癖を持っているとは限らないのに、偏見が生まれるかも知れないのだ。
DNAデータベースが犯罪捜査やその対策以外の目的で使われないよう監視する必要があるという専門家も少くないという。
そんな危険をはらみつつも、DNA検査の技術は日々進歩している。
犯罪者が犯行後に手を洗ったシンクに残ったわずかな血液や、ジュースを飲んだときについた数滴の唾液からもDNAが採取可能になっている。
長年の未解決事件の解決にもつながっている。
しかし、判定するのは人間であり、この人間が思い込みや先入観を持っていることで落とし穴が生まれるという指摘もある。
ロンドンに在住の心理学者イティエル・ドロウはニューヨーク市立大(ジョン・ジェイ・カレッジ)の刑事司法を専門とするチームと共同研究を行っている。
ドロウは犯罪捜査に携わる専門家が無意識におかす誤りを、実際に起きた集団レイプ事件に関わる、2011年の研究の中で指摘し、大きな波紋を呼んだ。
複数の男のDNAが見つかった事例だ。
容疑者の一人が、共犯者とされる他の男にとって不利な証言をした。
DNAの裏付けがなければその証言は使えないため、捜査に関わる者たちはそのことを念頭において、探すものにあらかじめ目星をつけて捜査を行った。
2人の分析官は被害者から見つかったサンプルを鑑定し、このキーパーソンとされる男のDNAが含まれているとした。
イティエル・ドロウが同じサンプルを入手し、外部の検査機関に事件背景の情報を知らせずにDNAを調べてもらった。
17人の分析官のうち、容疑者のDNAが含まれるという見解を示したのは1人だけだった。
データは嘘をつかない客観的で動かぬものだと思われているが、それを判定・評価する人間の主観や予備知識や先入観が反映されてしまうということだ。
分析の順番や、鑑定に関わるものの労働環境で結論が歪められる可能性がある。
長年、ドロウの主張は捜査関係者に受け入れられなかったという。
しかし、現在ではニューヨーク市警、FBI、イタリア、オーストラリア、イギリスの警察などがドロウのアドバイスを受けている。
DNA鑑定の結果自体はとても強力で、最も質が低いDNA鑑定でも有力な目撃証言よりも証拠能力としては高いとドロウは言う。
なすべきは先入観をできる限り抑えることなのだとも。
認知機能向上のトレーニングや分析作業のフロー(工程)の見直しによってそれはなされる。
コミュニケーションは大事だと思いがちだが、分析官は事件資料を読んだり警官などと話をするよりもデータと真摯に向き合うことが重要だと彼は主張している。
新たなテクノロジーも生まれている。
性別、瞳や肌、髪の色が異なる複数の人の唾液サンプルをフランスの研究機関へ送って調べてもらった。
そのサンプルから対象者それぞれの外見が識別できるか?
結論としてはかなりのことがわかる。
性別はもちろん、おおまかな出身地、髪、肌、瞳の色に、そばかすのできやすさ、将来禿げるかどうかなどが分かる。
しかし、禿げているかどうかについては当たっていなかった。
抜け毛については生活環境の影響が大きいのでDNAだけでは予測は難しいのだという。
さらにすごい研究がオランダ、ロッテルダムにあるエラスムス医療センターで行われている。
DNAからのみで個人の年齢や身長、肥満度を予測しようというのである。
関連遺伝子の数が多いうえ、環境による影響が大きいため、とても困難とされている。
チームを率いているマンフレット・カイザーは、この研究成果は今後、世界中の警察で必要不可欠なものとなると言う。
現在、行われているDNA鑑定による捜査は、現場から見つかったサンプルから得られたDNA情報をデータベースや、容疑者としてあらかじめサンプルを採取し検査したDNA情報と照合しているだけである。
一致しなければ、容疑者とされた人は無実だとされて開放されるが、それ以上、DNA鑑定からは得るものはない。
しかし、外見情報がある程度、的確に分かるようになれば、新しい容疑者を探す手立てができる。
カイザーは、1万人の外見的特徴、鼻の形、唇の厚さ、額の大きさ、目と目の間の距離などのデータを調査、解析した。
そして、顔の形をコントロールする5つの遺伝子を新たに発見した。
外見に関係する遺伝子は数百はあると見られているため、遺伝子から外見を高い確率で予測するにはまだまだ足りない。
現在、予測できるのは、瞳や肌、髪の色、人種や年齢、髪にウェーブがかかっているかどうか程度だという。
しかし、DNA指紋法が犯罪捜査に使われるようになってから30年あまりで目覚しい進化を遂げてきたことを考えると、将来的には、1滴の唾液から個人の外見的特徴が分かる日が来るかも知れない。
犯罪の防止や犯人の迅速で確実な逮捕を目指しながらも、個人の自由を守るということを両立させることが求められる。
DNA鑑定の歴史や未来、初歩的な鑑定方法がわかった。
しかし、危険性もやはりあるのだということもまたわかった。
サンプルに複数の人のDNAが混入してしまう問題、DNAの元となる髪の毛や皮膚片、唾液などが他人によって運ばれ、移動してしまう問題。
テレビ朝日系列のドキュメント番組『テレメンタリー』で『DNA鑑定の闇』として複数回に渡って放送されたが、その中では、DNA鑑定の根本的な限界についても指摘されている。
今回の番組では、不十分な現在の技術でも肌や瞳の色、人種が分かると言っていたが、テレメンタリーでは白人と黒人のDNAが一致するという信じられない事例が紹介されていた。
血縁関係があってハーフなどなら幾つか一致する個所が見つかる可能性もあるが、全く両者には繋がりが無いそうだ。
問題発覚当時、アメリカでは13ヶ所のマーカーを調べているそうで、問題の両者の一致個所は9ヶ所だったそうだ。
この一致確率は白人の中だけで7億5000万人に1人、黒人では5億6000万人に1人だそうだ。
その位、低い確率であるのに、あろうことか白人と黒人のDNAが一致したのである。
しかし、確率的には極めて低いものであるはずなのに、アリゾナ州限定で小さいものではあるものの犯罪者データベースを調べてみると9ヶ所一致する事例は122に登ったという。
小さいものであるのにその中ですら122例もあると、FBIが運用しているようなアメリカ全土をカバーした大きなデータベースではもっとある可能性がある。
別の州でも調べてみたら同様のことがあったそうで、事態を重く見たFBIがなんとそのような調査そのものを禁じてしまったそうである。
高い確率で個人が特定できるとした確率計算そのものが誤っていたのでは無いか?と問われることとなったのである。
日本でも、過去の原始的で不十分なDNA鑑定によって無実の人が逮捕、服役している問題がある。
BSの番組で紹介されていたフランスの科学捜査研究所では23ヶ所のマーカーを調べるというから、もう少し精度は高いだろう。
23には及ばないものの男性の17ヶ所のマーカーを調べるDNA鑑定(Y-STR法)で起こった冤罪が台湾で起こっていることもテレメンタリーでは紹介していた。
無実の罪に問われた男性は映画『逃亡者』のごとく、逃亡生活を送ることとなった。
彼を助けたのもまたイノセンス・プロジェクトだった。
技術が進歩し、23ヶ所で調べられるようになっていたため、再鑑定で無実が証明される可能性が出てきたのだ。
つまり、BSの番組のフランスで行われているのはこの新しい鑑定法なのだろう。
台湾の男性はこの新しい鑑定法によって2ヶ所が違うことがわかり、見事、無罪を勝ち取った。
台湾ではこの事件をきっかけとして、有罪が確定した受刑者がDNAの再鑑定を求めた場合、これを警察や検察が拒否できないという「DNA条例」が作られたという。
この例を考えると23ヶ所に増えてすら21ヶ所は同じだったということになる。
個人を特定できるというDNA鑑定の前提は全てでは無いにしろ、一部誤っているのかも知れない。
案外、人種や民族でかなりの部分が一致するのかもしれないし、黒人と白人が一致した例もあるくらいだから人種による違いというものも根拠が薄いかも知れない。
以前見たナショナルジオグラフィックの番組では、DNAの様々な情報を調べることでホモ・サピエンスがアフリカを出てどのように移動して、現在の人それぞれの出身地にたどり着いたかを調べるプロジェクトの結果の一部が紹介されていた。
この番組では、民族的、人種的に異なる人が同じグループに属するなど、興味深い結果が出た。
また、アメリカ大陸の黒人は奴隷としてアフリカから連れて来られた人が多いわけだが、白人との混血が過去にあり、多くのアメリカのアフリカ系アメリカ人には白人のDNAの特徴が含まれているそうだ。
DNAというのはまだまだ分からないことが多く、DNA鑑定は万能ではないということだ。
環境と遺伝子の間:あなたのエピジェネティクスは常に変化している|WIRED.jp
後天的に獲得された形質は、次の世代へと遺伝する──「エピジェネティクス」の謎を独科学者らが解明|WIRED.jp
DNA、遺伝で太りやすさや病気のなりやすさはある程度、決まると思われていたが、最近では個人においても後天的に変化することがわかっている。
DNA以外の要素が関わっている上に、その性質は遺伝までするというのである。
知れば知るほど奥深いものなのだということは分かった。
長くなったのでこれで終わりにする。
追記
こんな記事がはてなブックマークにエントリーされていた。
人種の違いは、遺伝学的には大した差ではない | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
人種の違いはDNAの観点からすると些細なものであり、凶悪犯罪者をDNAなどで調べたり、事前に危険性を判断するのは難しく、間違った判断を生む危険があるということだそうだ。
事前に犯罪を行う危険性を判断したり、病気の可能性を調べることは、上で書いたマイノリティーリポートのような社会を作る危険があるばかりでなく、デザイナーベイビーの問題ともつながるものである。
現生人類であるホモ・サピエンスがネアンデルタール人やデニソワ人と混血していたという話は以前にテレビで見た。
今の人類は人種の違いどころか、類人猿のレベルの種の違いをも包含しているのだ。
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