Android-x86 CM 14.1を試した
ちょっとここのところ、調子が悪くて全然、記事が書けなかった。
1ヶ月前になるが、Android-x86にCyanogenModベースの新しいバージョンが公開されていたので試してみた。
ReleaseNote CM-x86-14.1-rc1 - Android-x86 - Porting Android to x86
以前、記事にしたようにCyanogenMod自体は開発が終了したらしく、正確にはCyanogenModからフォークして開発されているLineageOSがベースである。
早速、試してみたが、Live起動はできるものの、インストールするとコンソール画面で止まってしまった。
駄目かと思ったが、もう一度起動したら何故かうまく動いた。
カーネルが4.9.54だったので、Puppy Linux(XenialPup)と同じように、カーネルオプションにintel_iommu=offを追加したせいかも知れない。
上の画像が、起動して、幾つかアプリをインストールして動かしてみたスクリーンショット。
Taskbarというデスクトップ画面のようなLauncherアプリと、freeform window modeというアプリを全画面ではなくウィンドウ表示できる機能のおかげで、デスクトップPCのような見た目になっている。
しかし、きちんと対応できていないアプリもあるようだ。
Firefoxでは、通常であれば表示されるページ再読み込みボタンが無い。
読み込み中止ボタンはあるのだが。
さらに色々いじると、メニューを表示する3つの点のアイコンの上にバツ印が出てきて操作不能になってしまう。
このスクリーンショットをはてなブログにアップロードしようとすると、Firefoxで録音を許可するか、画像などのデータへのアクセスを許可するか、写真撮影を許可するかを個別に設定できる。
個別に設定できるのだが、結局、全ての許可をしないとアップロードできなかった。
また、AbemaTVでコメントが入力できない。
正確には入力はできるがエンターを押しても投稿できない。
仮想キーボードを表示させて、そのエンターボタンを押すと投稿できる。
それ以外にも、ベースとなっている7.1-rc2のバグがいくつかあるようだ。
しかし、結構、快適に使える。
これがもう少し上手く動くようになると、開発が終了してしまったRemix OSの代わりに十分なり得る存在になりそうだ。
まだ少ししか試していないが、同じくAndroid-x86ベースで開発されているBliss OSもなかなか使える。
スマホやタブレットなど色々なデバイスのROMが用意されており、PC用もその1つということのようだ。
こちらはコンソールで止まってしまうようなおかしな挙動もなく、すぐに起動する。
久しぶりにAndroid-x86に触ってみたのですが、色々進んでいておもしろい。
Chromebookでもタッチ対応のものではAndroidアプリが動くようになっているが、この機能はChromiumOSには使えないので、古いPCを蘇らせようと思ったらAndroid-x86か、RemixOSのようなものが重宝する。