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細野首相補佐官:2、3号機で圧力容器破損の可能性-工程表に反映

細野豪志首相補佐官が個人的な見解としながらも、福島原発の2,3号機では炉心溶融によって圧力容器が破損し、格納容器へ核燃料が漏れている可能性があることを認めたようです。

細野首相補佐官:2、3号機で圧力容器破損の可能性-工程表に反映

政府や東電の正式見解ではないにしろ、原発担当大臣に就任する可能性もある細野氏が、つい先日の東電の「チャイナシンドロームのような状態とは違う」という考えを否定する発言は重いと思います。東電の見解は1号機についてで今回の懸念は2,3号機についてではありますが。

首相の「細野・原発担当相案」は事実 海江田経産相

福島原発1号機がメルトダウンか?

こんなことをしている東電の役員の報酬はとても高く、半減させても3600万円も貰う人もいるそうです。

「新報道2001」抄録 細野氏、東電役員給与「目ん玉飛び出るほど高い」

この人たちの報酬を集めれば、臨時雇用の現場作業員の待遇を改善することもできるし、何らかの設備を余分に設置することもできるんじゃないでしょうか?

「今の段階ではそこまでひどい状況にはない」というような見解が毎回毎回あとになって覆されている状況は、「今の段階では状況はほとんど分かっていない」ということを認めないと、これから先もこういうことがくり返されるでしょう。

こんな状態の東電が今も主導で対策に当たっているのは、あの施設は民間企業が持っているものだからですよね。

原発施設だけでも国が所有していたなら、何かあったときにはすぐに国に責任の所在が移るといったこともできたんでしょうが、今の仕組ではできないのは仕方のないことじゃないでしょうか。

普段、民間にまかせて国は口出しするな、規制を緩和してもう少し自由にやらせろという考えにみんな賛同してきたわけです。

賛成してきた国民の大半はこういった罪を負っているわけですよね。

なんでも官から民へが良くて自由化して競走すればいいのかどうか。

東電が淘汰されるにしてもそのきっかけはたくさんの犠牲をともなうわけですし、結局、こんな事態になっても東電を潰すわけにはいかないので支援するより仕方ないという状況です。

ここに来てもなお首相にリーダーシップがないことが問題だとか、電力会社が地域で独占なのが問題だと言っている人はそのへんをどう考えているんでしょうね。