テレビでAbemaTVを見てスマートビエラの目指していたものを知る
ノートパソコンの画面をテレビに出力して、ブラウザでAbemaTVを見てみました。
写真に写したところで通常のPC画面と区別がつかないので画像は用意しませんでした。
全画面で表示するのではなく、ブラウザを全画面にして番組とコメント欄を表示して楽しみました。
AbemaTVにはコメント欄があるので実況しながら、他の人のコメントを楽しみながら、番組を見ることが可能です。
通常のテレビの場合には、テレビと、2ちゃんねるやツイッターなどを表示させたPC、スマホ、タブレットの間を視線が行き来することになります。
それをせずにテレビ画面に番組とネットのサービスが一体になっていれば、これほど便利なことはないだろうなと思いました。
PCの画面をテレビに出力すると、それに合わせて文字の大きさなどを調節しなくてはいけないでしょう。
最初からテレビで使うことを考えてそのようなデザインが最適化されたテレビがあったほうが断然使い勝手が良いですね。
スマートビエラが目指していたものはこれだったのではないかな?と思いました。
スマートビエラはテレビ番組とネットの情報とを同一画面に表示させようとしていました。
その方が便利だと考えたからに違いありません。
しかし、テレビ局としては、同一画面に表示されている情報は基本的にテレビ局から提供されたもののみにしてほしいと考えていたようです。
それが良いと思っていたかどうかは別として、視聴者あるいはテレビ利用者が同じ画面に表示されているものが同じ所から、つまりテレビ局からの情報であると考えることが多いだろう、と考えたのでしょう。
誤解があって何かトラブルになった時にテレビ局は責任を取れないと考えたのかも知れません。
実際そのようなことがあった場合、テレビ局に責任は無いでしょうが、テレビのメーカーが責任を負うのかどうかはわかりません。
しかし、ネットとテレビを切り離し続けることは難しいのではないかと思います。
実際、すでに実況しながら、あるいは番組内で登場した事柄、人物について検索するなどの形での、テレビを見ながらのネット利用はされているわけですしね。
テレビ局がテレビに要請するばかりで、またそれに従わなかった場合に制裁的な措置を講ずるなどしているうちにテレビがテレビ局から離れていくこともあります。
テレビなのだからテレビ局と離れるわけがないと年配の人であれば考えるかも知れません。
しかし、今やテレビは「テレビ局のテレビ」を見るだけのものではありませんよね。
そうです、ネットの番組配信サービスです。
NetflixやHulu、ひかりTVなどのサービスを利用するのにもテレビは使われるのです。
一般の、BS、CS、ケーブルテレビもありますが、主に地上波のテレビ局がテレビとネットを切り離させようと強制し続けるなら、テレビはネット配信サービスを含めた形でネットとの融合を図るかも知れません。
私のテレビやパソコン、ネットの使い方は、比較的古いスタイルのままです。
これらを本当に使いこなしている人たちは現在どのくらい洗練された使い方をしているのかちょっと興味がありますね。
そういった人たちのニーズを取り込めば、テレビはもう一化けする可能性もあるなと思いました。