Linux MintやUbuntuベースディストリビューションのChromiumでPepper Flashプラグインを有効にする
Ubuntuでは自動的に有効になるかも知れませんが、Linux MintなどUbuntuベースのディストリビューションによってはPepper Flash プラグインをインストールしてもChromiumで使えないことがあります。
私は少し前まで/usr/share/applications/chromium-browser.desktopを編集して
--ppapi-flash-path=/usr/lib/pepperflashplugin-nonfree/libpepflashplayer.so --ppapi-flash-version=(適当なバージョン番号)
を手動でコマンドラインに追加していました。
しかし、Chromiumブラウザをアップデートするたびにリセットされてしまうため、不便でした。
調べてみたところ、以下のような方法があるようです。
/usr/lib/chromium-browser/pepper/pepper-flash.infoというファイルを作る
ファイルを編集して以下の文字列を書き込む
flashso="/usr/lib/pepperflashplugin-nonfree/libpepflashplayer.so"
flashversion=
strings $flashso 2> /dev/null | grep LNX | cut -d ' ' -f 2 | sed -e "s/,/./g"
CHROMIUM_FLAGS="$CHROMIUM_FLAGS --ppapi-flash-path=$flashso --ppapi-flash-version=$flashversion"
しかし、実はこれと似たような記述はpepperflashplugin-nonfreeをインストールしたときのファイルにあるのです。
/usr/lib/pepperflashplugin-nonfree/etc-chromium-default.txtにあります。
記述は以下のようになっています。
# part for pepperflashplugin-nonfree : begin flashso="/usr/lib/pepperflashplugin-nonfree/libpepflashplayer.so" if [ -f $flashso ] then flashversion=`strings $flashso|grep ^LNX|sed -e "s/^LNX //"|sed -e "s/,/./g"` CHROMIUM_FLAGS="$CHROMIUM_FLAGS --ppapi-flash-path=$flashso --ppapi-flash-version=$flashversion" fi # part for pepperflashplugin-nonfree : end
なので、etc-chromium-default.txtを/usr/lib/chromium-browser/pepper/にpepper-flash.infoという名前でコピーすれば良いのです。
シンボリックリンクでも良いでしょう。
これで、chromium-browser.desktopを編集しなくても、アップデートされても問題なく、Chromiumを起動した時にPepper Flashプラグインが有効になります。
お困りの方はこちらを試してみてはいかがでしょうか?
SRWare Ironでも使えるかどうかはわかりません。
IronはLinux版の更新が遅くなってしまったので使うのをやめてしまったので試していません。
『Mr.PC』2016年5月号付録の「Mr.PC OS」が面白い。
— 佐藤皇太郎 (@satokotar) 2016年4月12日
Linux Mint 17.3 をベースに、MacOS X 風デスクトップでまとめた実用的な環境。
USBメモリにインストールして、ネットブックで使ってます。 pic.twitter.com/XsgLH7ihb2
Mr.PCの2016年5月号でMac OSX風のオリジナルOS「Mr.PC OS」が付録についてきたようですが、それはLinux Mintベースだそうです。
Chromiumブラウザで同じことが起きているでしょうからお困りの方は上に書かれた方法を試してみると良いと思います。