あれこれ備忘録@はてなブログ

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ひきこもりの誤解が未だに深いことを実感する

弟が引きこもりで家庭崩壊と故郷をなくした件

この日記よりも、トラックバックが気になったので。

兵庫県淡路島の殺人事件についてマスコミを含めた人たちがしている誤解

大体のひきこもりは近所に知られたくないし、知られていてもそれ以上に注目されたくないから家でも息を殺して生きてます。

暴れなければ責め続ける家族の方が多いのではないかと。

前にも書いた事の繰り返しになりますが。

勘違いしているというか理解していない人が多いですが、淡路島の事件は対応が正しかったかは別として、少なくとも医療福祉機関に相談しているし、また機関も対応しているそうです。

そして、件の男性は既に統合失調症の診断も入院もしているので、ひきこもり案件じゃないのです。

うつ病統合失調症で、世間体の悪さから状態としてひきこもるのは昔からある話で、病院へ通わずに診断が確定していない、福祉の対象から浮き上がった人の数が増えて問題になったのが、グループとしてのひきこもりです。

調べてみたら、そういう人達にもきっかけとなったいじめのトラウマや対人恐怖や、ドロップアウトして失ったものについての喪失感やうつ、その他の神経症的なものや不眠等々があって、福祉の対象になり得るというのが現状のはず。

うつや対人恐怖の人の数も増えているので当然ですが、ひきこもりも増えたと言うことだと思います。

暴力を振るうひきこもりは少ないはずですが、います。

KHJ親の会の会の初代の会長(?)は子供の暴力が会設立のきっかけだったはずですし、どこかの県にある支部の支部長の子供もそうでこの人達のケースがメディアに取り上げられたことが、偏見のきっかけになったように個人的には思います。

彼らがひきこもりの代表になったことで、批判的に取り上げるのが社会正義となって、戸を斧で叩き壊す、

バケツの水をかけるといった暴力的な家からの引き出しや、その後の殺人事件に繋がっていったのでは無いでしょうか?

メディアは殺人事件の前あたりから次第にフェードアウトさせたように思いますが、結局、何が問題だったのか考えていなかったのでしょうか?

淡路島の事件では、冷静に取り上げる番組等とそうでない所とがあったように思います。

冷静と言うより注意深い局があったのでしょう。

メディアが間違える位ですから、世の中のほとんどの人も分からないでしょう。

もしかすると、医療、福祉関係の人も分かっていないかも知れません。