あれこれ備忘録@はてなブログ

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Kona Linuxに関する記事が2ちゃんねるで言及されていた

arekorebibouroku.hateblo.jp

上の記事が.scの方の2ちゃんねるで言及されていた。

Kona Linux 3杯

この書き込みは別に構わないのだが、それに対する反応が気になった。

https://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/linux/1475762994/1096

精神の方向性が常に後ろ向き ディストリの粗探ししかしていない ネガティブ過ぎて総合失調症になるくらい 幻聴 ネガティブ思考は恐ろしいものだ それに本人は気づいていない 薬で治るものじゃない

病気のことを書いていると必ずこういうことにこじつけて差別的に批判する人間が現れる。

だからリスク管理としてWebでは病気のことと他のことを別サイトや別アカウントに分けて書いたり、現実では病気を隠すことになる。

こんなことを書く人は自分が差別や偏見に基づいて考えていることを理解していないからたちが悪い。

自分のしていることが妥当な批判なのか、ただの中傷なのかの区別もついてないんだろう。

こういうことを書かれると、自分も「やっぱり2ちゃんねるは・・・」と一部の人の言動で全体を評価して罵りたい気持ちになる。

「粗探し」というが、普段使いするのに必要な設定をして現れた不具合について指摘するのが粗探しと言えるんだろうか?

通常ならしないことをして、わざと不具合を見つけようとしている粗探しと言えるだろう。

自分が使っているブラウザを導入したり、リポジトリの設定を最適化することが普通じゃないんだろうか?

インストール後の初期設定で、自分が経験した不具合について書いたり、あればそれに対する対処法を書くことがいけないんだろうか?

もう少し、考えて発言して欲しい。


他の意見については別に気にはならないが、PaleMoonを使わずFirefoxを使うことについては幾つか理由はある。

メニューが日本語でないことは別に問題ではないし、言語パックを適用して、about:configをいじればある程度日本語化できる。

Firefoxについて単純に使い慣れているということが一番だが、PaleMoonは以前と比べてFirefoxを使うよりも有利であるという印象がないこともある。

ファイルサイズやメモリ消費量も増えてきている。

さらにFirefoxから流用できるアドオンについても変化が起こっている。

XUL版からWeb Extension版への移行が起こっているからだ。

PaleMoonは旧版(XUL版)を採用し続けて、Web-Extには対応しないそうである。

forest.watch.impress.co.jp

Web-Extへの移行にともなって開発を終了していまうアドオンも出てくると言われている。

古いアドオンをそのまま使い続ければ良いということもあるが、uBlock Originのように旧版とWeb Extension版を分けずにアップデートしている場合、このuBlock Originで起こったのと不具合が起きるだろう。

また、レンダリングエンジンが独自のものになったせいか、AbemaTVが見られないのである。

「Firefox」派生ブラウザー「Pale Moon 26」、エンジンを“Gecko”から“Goanna”へ - 窓の杜

検索すると同様の指摘が複数ある。

DRMコンテンツを視聴できるプラグインが無いのでそれらを視聴できないのは仕方ないとして、サイトが全く表示できなかったりするのはちょっと問題だろう。

使い分けろという意見も一理あるが、1つのブラウザで対応したいという意見も間違っていない。

たとえばFirefox ESRでYouTubeを見るとクラッシュする件について、PaleMoonを使えば良いという意見があるが、単純にYouTube動画だけを楽しむのであれば、Jack/Blackjackエディションでは、SMTubeを経由してSMPlayerで見たほうがJACKから直接音声出力できるのだから、そちらの方が良いだろう。

普段使っているブラウザであちこちページを見る中で時折。YouTube動画が現れるたびにブラウザを変更するなんてナンセンスだ。

軽くてYouTubeを見ることもできるというのことならMidoriとかSlimJetなどを使うし、Mozilla系でFirefox以外を使うなら、SeaMonkeyを選ぶ。

また音声はALSA出力でYouTubeもAbemaTVなどもこれ1つで見られるブラウザとしてはChromeがある。

しかし、私は普段使っているFirefoxが使いたいのだ。

そういう不具合について、Ubuntuやその派生ディストリビューション、また別のディストリビューションのフォーラムサイトで質問されていることがあるが、それに対して「他のを使え」「あるもので満足しろ」「不満ばかり書くな」と言うのでは、話が進まないし、そんなディストリは使われない。

またUbuntuなどの不具合に関するブログやサイトの記事は批判の対象ではなく、有用な情報として活用される。

それに繰り返しになるが、件の記事はOSやソフトを試してみて、使用感について書いたり、出会った不具合について列挙したり、対処法があればそれについて書くという備忘録的な記録と感想を書いたに過ぎない。

それについてまで、わざわざ病気と絡めて批判されたのではたまらない。


批判したい気持ちもわからないではない。

docs.google.com

jackエディションとblackjackエディションの違いについて(重要)  jackエディションとblackjackエディションの違いはpulseaudioの有無が大きな違いです。 jackエディションにはpulseaudioがインストールされておりblackjackエディションにはインストールされていません。 (これはkona linux 4.0 jack/blackjack, KLUE 2.0 jack(64ビット)において言えることです。それ以前のバージョンではjack/blackjackともpulseaudioは入っていません) jackエディションは幅広いユーザーの利用を考慮してどのアプリでも音が出るようにpulseaudioを入れてあります。 それに対しblackjackエディションは高音質の実現を目標としているため音質的にあまり好ましくないpulseaudioを外してあります。 jackエディションからpulseaudioを削除したり、blackjackエディションにpulseaudioをインストールするのはエディションの性質を破壊するので行わないでください。

jackエディションはpulseaudioありの環境で、blackjackエディションはpulseaudioなしの環境で最高の音質が得られるよう調整し作りこんであります。

これは作者がもっとも苦心したところです。 jack/blackjackエディションは高音質化のために複雑で繊細な作りになっており、音にかかわるささいな修正でも音質を台無しにします。 jackデーモンは最適な状態で立ち上がっています。 その最適な状態のjackデーモンを再起動すると音質が劣化します。 たとえばgladishのようなツールでjackデーモンを再起動すると音質は劣化します。 また音の良さはどうでもいいと思っているなら、高音質化のために複雑になっているjack/blackjackエディションをわざわざ使う意味はまったくありません。他のエディションを使ってください。 作者の苦心が無駄にならないことをせつに願います。

これが全てだろう。

元々、国産であることとメモリ消費量が少ないことに興味を惹かれて、Kona Linux 2.3を使いたかったが、新しいマシンでは動かないことから、バージョンの新しく、更新頻度が多い、64ビット版がある、などという理由で4.0のBlackjackエディションを選んだ。

音質の良さを売りにしているということでその辺も試してみようとしたがうまくいかなかったということだ。

音質にこだわりがないとか良い音質が望めないマシンで使う、使用する目的が違うなどといった場合には、別のエディションを使うのが正解だった。

音質のためにCPUクロックを下げてしまう設定まで設けているのだから、全く用途が異なっていたのだ。

またバージョンが更新されるたびに全て入れ替えることを推奨しているのだから、普段使いのOSでもない。

2ちゃんねるのスレッドに集まっている人たちにとっては、それが大前提のことだったので、それを理解していないで使用して書いた記事が気に入らなかったのだろう。

取り上げられた記事にも一応、その点については最後の方に言及していたのだが。

さらには繰り返しになるが、素材にもこだわっておらず、周囲の雑音を拾ってしまうような設計のPCで聞いても音声の良さはほとんどわからないのではないかと思う。

FirefoxもPulseAudioにしてしまったわけだから、より一層、音の良さは体験できない。

blackjackやjackではなく無印版で十分だと思う。

元記事の方はここの部分の文字を大きくして色を赤くして強調しておいた。

大前提を理解していない人に対する怒りがあるのはわかるが、Macを批判したり、MacをPCと呼んだりすると猛烈に批判する一部のマカーの人たちにちょっと似ている気がした。

Apple製品を使う人が随分増えたのでMacの使いづらさやWindowsや他のOSの方が得意なことなどを冷静に比較する人も現れて、割合としては減ったが、一時は随分ひどかった印象がある。

自分たちはWindowsの劣った点をあげ、Macの優れた点を自慢気に語るのに、逆のことを他の人がしていると激しく怒るのだ。

正直なところをいうとそういう人たちのせいでAppleに良い印象を持てなくなったところがある。

そういう人たちとAppleの善し悪しは別なのだが・・・。


メモリ消費量が小さく、日本語表示がデフォルトなので魅力的であることに変わりないので、別のエディションの使用を検討してみるのも良いと思う。

色々試してみるのはおもしろいし、不具合があって調べるのも勉強になる。

それらについて記録していく今のスタンスは変えないし、あちこちのサイトを管理するほど気が回らないので、病気やその他のことを別サイトに分けるつもりもない。

批判があるのも、こんなブログの記事を見てくれる人が幾らかいるからだし、受け入れようと思う。

差別的な批判には断固反対するけれども。