科学・学術で使われる記号・文字や色が自由に使えなくなる!?
πはもともとギリシャ文字で数学などで円周率を表す文字としてつかわれています。
単語や熟語をある特定の企業が商品名やブランド名として使うことは理解できるとしても、たった一文字を企業が独占してもいいものでしょうかね?
しかし、振り返って日本で考えてみると、漢字一文字の商標はあるような気もします。
ということでネットで調べてみると全く珍しいことではなくて、同じような文字を商標にしようと届け出る人も多くて、読み方が問題になるということを書いてある記事もありました。
こちらはもっと理解しがたいものです。色商標というものがあって、色を1つの企業が独占的に使うことができるのです。
記事にあるように日本では認められていません。
ほとんど当たり前のことのように思えますが欧米では違うようです。
後発の企業は商品名もイメージカラーもまともに使えなくなりそうですね。
特許や商標を世界共通にしようという動きもありますから、他人事ではありません。
著作権もTPP交渉の中で著作権者の死後50年から70年に引き伸ばされることで日本側とアメリカは基本的に合意したようです。
ディズニーは著作権が今ほど定められていなかった、そしてあってももう権利期間が過ぎている作品、グリムやアンデルセン、イソップなどの童話を元にアニメなどの作品を作り、その作品の権利はずっと守られるべきと考えているようです。
物語も言葉も文字も色まで世界的な大企業が独占してしまった後の世界はどのようなものになるんでしょうね。