なぜ、GOM Playerを使うのか?代替アプリを紹介
高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)で今年1月、中央制御室内にある職員用の業務パソコンがコンピューターウイルスに感染した問題で、もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構は28日、当直責任者が、動画再生用のフリーソフト「GOM Player」をアップデート(更新)した際にパソコンがウイルス感染し、外部からの遠隔操作で情報が流出したことを明らかにした。
なぜ、GOM Playerを使うんでしょうか?
VLCじゃダメなんでしょうか?
VLCは、以前は動作が不安定だったからということがあったので、それでGOM Playerを選択してきたのかもしれません。
ffdshow + Mediaplayer Classic でも良かったと思います。
ffdshowというのは様々な種類の動画を再生するためのコーデックパックです。Mediaplayer Classic = MPCが再生用のプレーヤです。
GOMやVLCは多くのコーデックもプレイヤーと同梱だったために面倒がなかったのでしょう。
Project Web of ffdshow on SourceForge.JP Web space
どちらの場合も、32bit版と64bit版がありますので、間違えないようにしましょう。
x86と書かれたほうが32bitで、x64と書かれたほうが64bitです。
コーデックパックも再生用のプレーヤは、ffdshow,MPC以外にもいろいろなものがあります。
コーデックとプレイヤーが分かれていたほうが、それぞれ使いやす方を選ぶことができます。
重要なのは、紹介したものはどれもGOM Playerのように一社が作っているものではなく、多くの人が開発に関わっていることです。
ライブラリのすべてがオープンソースかどうかはわかりませんが、リリースされるまでに様々な人が検証しているので概ね安心できるのではないでしょうか?
また、GOM Playerの事件は自動アップデート機能によって、悪意のあるソフトウェアがインストールされてしまったようです。
コーデックや再生ソフトの場合、ローカルで再生することが多い場合はさほど頻繁にアップデートする必要もないのではないでしょうか?
新しいバージョンがリリースされた場合は、自分でファイルをダウンロードして手動でインストールするほうが安全だと思います。
技術者や専門家が集まっているところで、こういった事件が起こるというのは不思議な気もしますし、怖い気もします。
インストール時にアドウェアというかスパイウェアというか、別のソフトのインストールを促される場合もありますが、殆どの場合、ちゃんとインストールしないように選択できます。
それもせずに、なおかつインストールしたことも記憶に無いというようだと、よほど用心が足りなかったとしか言い様が無いですよね。
もう少し注意深く選んでほしいものです。