古い無線LANルータを蘇らせる方法 dd-wrt,tomato。うちのWBR2-G54でWPA2による無線LAN通信が可能になりました
主にBaffalo系のルータにおいて、ファームウェアを改造し、より新しい無線LAN暗号通信方式を可能にしたり、電波強度を大きくしたり、より細かなフィルタ設定をするなどのことができるソフトウェアがあります。
それがDD-WRTやTomatoといったものです。
私が使っているのはWBR2-G54というかなり古い無線LAN機能付きルータです。
一番、新しい公式ファームウェアを使ってもWPA2方式には対応していません。
先日、ファームウェア改造を行なってみました。
無線LANアクセスポイントの機能を強化するファームウェア「DD-WRT」
このあたりのサイトを参考にしました。
ウチでは最初にDD-WRTを試したのですが、PPPoEが使えないなど不具合が多かったので、Tomatoにすることにしました。
ファームウェア更新の方法としてはtftpは使わずに、ddadderを使って、tomato.trxを書き換えて公式ファームウェアに見せかけることで、通常のルータ管理画面から更新を行いました。
Tomatoは見事に成功。DD-WRTのほうは日本語表示が出来てわかり易かったのですが、うまく動かないのだから仕方がありません。
英語を頑張って読みながら必要な設定をしました。
Tomatoの場合、管理画面を出すためのルータIPアドレスはこれまでと変わらず、192.168.11.1です。
ID, Passwordはroot, adminです。
当然ですが、無線LANの設定がなくなっている場合がほとんどであるため、最初の設定は有線LANで行います。
とはいってもTomatoだと、Baffalo公式ファームウェアを使っていた時の設定が引き継がれているみたいで、幾つかの項目は改めて設定する必要がありませんでした。
無線LAN通信方式をWPA/WPA2にすることに成功しました。
また、無線の電波強度を大きくしました。標準で42mWになっているのを25mWにしたのですが、公式ファームウェアを使っている状態だと10mWらしいです。
標準だと4倍以上の出力なんですね。日本は随分と抑え目な電波強度にしているんですね。
近所の無線LANと混ざってしまうから仕方がありませんし、法律の関係もあるかも知れません。
電波強度をあげたら家のどこにいても大体つながるようになりました。
大変満足しています。
そのほかの設定をほとんどしていないのでセキュリティ的にちょっと危ないです。
ぼちぼちやっていこうと思います。
古いマシンがこういう方法で蘇るというのはうれしいですね。