『始めよう。瞑想―15分でできるココロとアタマのストレッチ』
文庫本です。
絵が多く、字も詰まっていないので読みやすいです。
でも、内容がないかというと全く逆です。誰でも瞑想始められるエッセンスが詰まっています。
この本を読んだ収獲は、瞑想をしているときにアタマの中で唱える呪文のような言葉、マントラというそうですが「オーム・ナーム・スバーハー」、これに尽きます。
よくある座禅の時の胡座のような姿勢(結跏趺坐)で、規則正しく息を吸いながら上のマントラを心の中で唱えるのです。
実際にはこの瞑想の前に行うウォーミングアップのような動作があるのですが、それは本を読んでください。
とにかく、これを唱えながら15分、瞑想を行います。
かなり長いです。
結構きついです。
雑念が出てきた時には、それを一度感じ、ある程度味わってから棚上げにする形で流してしまい、再びマントラを唱えます。
これもなかなかきついです。
最初はちょっと頑張ればでき、中程ではそれなりに気持ちの良さを感じることもあるのですが、長くやっているとそのことが耐えられなくなってきます。
意外に難しいものですよ。
瞑想は。最初は簡単だけど奥が深いんですね。
しかし、これは最近、精神科医療で注目されている認知行動療法に続く、新しい療法「マインドフルネス瞑想」にも通じるものがあるため、現在、精神的な病を抱えている人も、ストレス社会でそういった病気を予防するためにも挑戦してみて損はないものだと思います。
続編の『楽しもう。瞑想 心に青空が広がる』もあわせて読むとなお良いだろうと思います。
この本を読んだのは予期せず、かなりの収穫でした。 おすすめです。