Puppy Linux(TahrPup、XenialPupなど)をUSB接続の外付けハードディスクにインストールして起動しない場合
内臓ハードディスクを変換キットを使ってUSBの外付けハードディスクにしたものを持っていたのでそれにPuppy Linuxをインストールしてみた。
そうするとGrubやGrub2から起動はできるが、そのあと
Finding puppy main sfs file failed
と出て、起動に失敗し、その後、内臓ハードディスクからそのファイルを探しに行き、さらに失敗するという状況になっていた。
つまり、Puppyの本体ファイル、例えばXenialPup64ではpuppy_xenialpup64_7.0.8.5.sfs、TahrPupならpuppy_tahr_6.0.5.sfsなどを見つけられないというエラーだ。
これらのファイルをGrubやGrub2でルート・パーティションを探すsearchで指定するとちゃんと見つけている。
そこからカーネルを起動するのは成功しているのだ。
しかし、そのあと上のような失敗になる。
Puppy Linuxに標準搭載されているインストーラーでインストールすると、ハードディスクなのに起動オプションが
pmedia=usbflash
となっていた。
そこで
pmedia=usbhd
としたが、やっぱり失敗する。
pdev1オプションなど、いろいろ試してみたが、結局、
pmedia=satahd
としたら起動に成功した。
USB接続の外付けHDDだろうと、SATAならsatahd、ATAならatahd、IDEならidehdにすれば良いということなのだろうか?
とにかく起動に成功したので良しとしよう。
ただ、うちの環境ではどうも動作が不安定で何かのタイミングで処理が止まり、そのうちOSごとフリーズするという状態だ。
外付けハードディスクが壊れているのかと思ったが、内臓ハードディスクにインストールしても同様の状態になる。
比較的新しいIntel CPUでは、グラフィック周りで不具合が起きているらしい。
Puppy Linux Discussion Forum :: View topic - HP-X360-I3 Tahr=graphics Slacko=No wireless
うちのPCでもTahrPupで同じような症状になった。
カーネルがどうやらきちんと新しいIntel HD Graphicsに対応していないようだ。
XenialPupだと起動できる。
一見、問題ないようだが、何かの拍子に画面が乱れ、そのあとフリーズする。
新しいPCでもやはりUbuntuよりも軽くてPuppy Linuxは便利そうなのだが、不安定なのでは使えない。
しばらく様子見しよう。