あれこれ備忘録@はてなブログ

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字幕放送の不思議

地デジになってから(地デジ対応テレビであれば)特殊な機械を必要とせず、ほぼすべての放送局、ほとんどの番組で字幕放送が見られるようになりました。

画面に最初から書き込まれている字幕スーパーではありません。

集中力や理解力が乏しくなってから、また、放送大学の講義を時々見るようになってから、字幕放送はとても役に立っています。

聞いているだけではなかなか頭に入ってこないことが多くなっていますが、字幕によって耳だけでなく目からも入力があると少しはマシになりますから。

特に番組の内容が専門的な話題の場合、専門用語が目で確認できるのも利点です。音だけではどういう意味なのかわかりませんが、漢字から意味がなんとなく読み取れるものもありますし、検索もしやすくなります。

字幕放送を見ると、同時入力でも無いのに日本語が間違えていたり、単純な誤字ではなく単語の意味を知らず、完全に取り違えていたりする場合が時々あって気になりますが。

気になることと言えば、もう一つあって、番組によって字幕の字が異なることがあるんですよね。

フォントが違うということは無いんじゃないかと思うのですが、字が滑らかな場合と縁がガタガタになっている場合があります。

調べていないので分りませんが、普通に考えれば字体(フォント)はテレビやレコーダーが持っていて、字幕放送は文字コードを送っているだけだと思うので、普通は番組によって字体が違うということは無いはずなのですが。

フォントに無い文字を外字として送る仕組みがあることは、そういった内容の字幕を見たことがあるのでわかっています。縁のギザギザ感は確かにそういった外字と似ているといえば似ているのですが。

話は変わりますが、各放送局が字幕スーパーには注意を払っていますが、字幕放送のほうにはあまり注意を払っていないのではないか?と感じます。

先ほどの誤字脱字の問題もありますが、かなりおかしな間違いをしていることもあります。

番組によっては、誰が話しているのかを

(少年)こんにちは

少年 : こんにちは

のような形式で字幕にしてあることもあります。特にドラマ。

この話している人物を取り違えていることがあります。

吹き替えの声は間違えてはいないのです。

古い番組をデジタルリマスターなどをして放送する場合は、番組を見ながら実際に話されているセリフを聞きながらそれを文字に起こしているのでしょうから間違える場合もあるでしょう。

しかし、最近のドラマであれば吹替用の台本があるわけですからそれを使えば話している人物を取り違えることはないはずです。

実際、台本を字幕化の際につかっているのではないか?と思わせるところもあります。

ミステリー系のドラマの場合、ドラマの冒頭、誰だかは明らかになっていない状態で犯人が事件を起こします。

その際に電話をしたり、会話を交わしたりしますが、番組によっては会話している人物が字幕に書かれていて、いうなればネタバレしているのです。

実際に聞きながら文字起こしをしているのであれば、文字起こしをしている人は犯人を知らないはずですから、(犯人)とか(電話の人物)などとなっているはずです。

ネタバレしないためにそのように書いている番組もあります。

字幕を一体どこが作っているのかにもよるんだろうと思います。

字幕放送自体は放送局が責任を持っているのでしょうが、その字幕情報はそうとは限らないと思います。

なぜなら海外ドラマや映画の場合は字幕を作っているのは、ドラマや映画の制作会社か配給会社から委託された翻訳・字幕作成をする企業だからです。

それでも、映画やドラマの生データからテレビ放送用の字幕へ変換している(自動的に処理しているのか手入力なのかはわかりませんが)のは放送局か委託された制作会社なんでしょうから、そこに秘密があるのかも知れませんが。

あまり見る機会はありませんが、DVDやブルーレイを見るとそちらは映画と同じで字幕に、話した人の名前が書かれていることは無い場合が多いと思うので、テレビ放送時に作られる字幕特有の問題である可能性もあるんですよね。

そういう業界の人の見解を聞きたいですね。