エボラのドキュメンタリーを見ました
2013年12月西アフリカの村で一人の男児が原因不明の病気で死亡した。
どうやらこれが今回のエボラ出血熱大流行のきっかけになったそうです。
患者第1号と考えられると言っても名前もわかっていないというのは、本当なのかどうか怪しいところもあります。
通常、そんなことがあったのに名前や所在(もちろん生きていた時の)が確認できなければ、噂か何かで怪しいのではないかと素人としては思ってしまいます。
しかしながら、この場合、男児の家族や治療にあたった看護師までが死亡しているそうで、男児の名前を知っている人が短期間にいなくなってしまったということがあるようです。
更には流行した後、その感染経路をたどるとその男児のいた村にたどり着くことから患者第1号と結論づけられたようです。
以下、箇条書きするとこのような感じ
1976年 ベルギー・アントワープ 熱帯医学研究所 血液サンプル <-キンシャサからピーター・ピオット
アフリカ中央部奥地で謎の熱病 コンゴ
現地調査 伝道施設の職員は既に皆感染 15人既に死亡
伝道施設を利用する若い女性に感染多い 妊娠した女性などが病院として利用
注射針の使い回し
遺体を洗う風習
1970年代 冷戦 生物兵器としての利用可能性
イギリスでは軍の生物兵器研究施設から公衆衛生研究所となった現在まで研究を続けている
2013の流行 2014年4月ギニア、シエラレオネまで感染拡大
これまでの流行事例は全てを足しても死亡者数1700人
7月 ナイジェリア・ラゴスに広がる 飛行機で男性を介して感染が移動
アメリカCDCが危機感を強める
2000年 ウガンダ 425人感染半数死亡
回復した人を調べることでエボラに対する免疫のメカニズムを知ることができるかも知れない
アフリカの、その中でも特に貧しい地域の人たちが主に流行するエボラ出血熱は、それに対する研究に資金を提供する製薬会社は皆無だった
9.11後バイオテロの懸念が高まることで、研究が盛んに
リベリアで医療活動に従事していたアメリカ人感染でアメリカでも研究が急ピッチで進む
カナダの研究者コビンジャーは、エボラウィルスの表面にある突起に付着し、ウィルスが細胞内へ侵入するのを防ぐ抗体のカクテルとも呼べる治療薬を開発
この薬をリベリアで感染したアメリカ人へ投与。2人は回復
アメリカ人の特別扱い?という非難も
大量生産を模索する動きもあり。タバコの葉に感染するウィルスを取り出し、そのウィルスにエボラウィルスなどの抗体を作るために必要な遺伝子を組み込む
タバコの葉に戻してやると葉の中で増殖、葉の中でそのウィルスによって抗体が作られる
大量の抗体を手に入れることができる
というような感じでした。