Ubuntuで通信端末を使うには - あれこれ備忘録@はてなブログ

Ubuntuの11.10でL-05Aを使ってネットに繋ぎたかったのですが、どうも用意されているネットワーク接続の設定ツールではプロファイルを作っても実際には接続できないようです。最初、L-05A自体を認識できていないようなところもありました（これはL-05AのWindows用ドライバが入ったCDとして認識されるためだと思います)が、どうもその問題が解決しても繋げないのです。ネットで調べてみたところどうやらGNOME-PPPという別のツールを使って接続する方法しかないようです。つまり、どこか有線や無線などでつなげるところか、別のOSでネットにつないでdebファイルをダウンロードしてこなくてはいけません。ただ、その方法はGNOME-PPPだけではダメで、依存しているライブラリなども持ってこなくてはいけません。 http://packages.ubuntu.com/ja/oneiric/gnome-ppp ここにあるのが、GNOME-PPPのdebファイルです。「gnome-ppp のダウンロード」以下のリンクからdebファイルをダウンロードし、また「その他の gnome-ppp 関連パッケージ」から自分のマシンに入っていないものをダウンロードしなくてはいけません。もうすでにマシンにインストール済みのものもあると思います。面倒なのは、関連パッケージのさらに関連パッケージが必要になるところです。うちではwvdialの

libuniconf4.6 libwvstreams4.6-base libwvstreams4.6-extras

がさらに必要だったようなのでこれらもダウンロードしました。これらをひとつのディレクトリにまとめておき、そこのディレクトリで端末を開き（もちろん端末を開いてcdでディレクトリに移動しても大丈夫です）、

dpkg -i *.deb

でインストールできます。このときにエラーがでたときにはそのメッセージを見て以下のパッケージには満たせない依存関係があります: <インストールしようとしているパッケージ名> : 依存: <依存するパッケージ名> しかし、インストールされようとしていませんなどと出た場合には、先ほど説明したようにその依存しているが足りないパッケージをどこかで手に入れてきます。これでインストールできると思います。インストールするとDashでGNOME-PPPといれて検索するとたぶん接続ツールが出てくるんじゃないかと思います。うちではXubuntuをインストールしていて、Unityは使っていないのでくわしくはわかりません。探してみてください。 XfceやGNOMEだとメニューの「インターネット」という項目にあると思います。起動したら、通信端末の設定項目が出るのでUsername,Password,Phone numberを入力して、Setupボタンを押してさらにその他の項目を設定してください。 Deviceはわからない場合は、右側の「Detect」ボタンを押すと自動的に認識してくれます。それができない場合には、最初のほうで説明したようにCDとして認識されている可能性があるので

sudo gedit /etc/usb_modeswitch.conf

としてエディタでファイルを開いて、

DisableSwitching=0

を

DisableSwitching=1

と変更する必要があるかもしれません。こうすると切り替えが手動になるので、再起動したときにデスクトップにDOCOMOというCD-ROMドライブができています。コマンドラインでejectするか一度マウントしてから右クリックで取り出しをするとモデムに切り替わります。 GNOME-PPPのセットアップ画面でデバイスが認識できたら、OptionsのIgnore terminal strings(stupid mode)にチェックを入れましょう。これでモデムが有効になった後すぐにインターネットにも接続できます。注意がいるのは、この方法だとUbuntuソフトウェアセンターに接続できないこと、アップデートマネージャーは有効になりますが、各パッケージの説明をネット上からゲットすることができないと思います。ソフトウェアセンターに接続できないとdebファイルをクリックしてインストールしようとしてもずっと読み込み状態になってなにもできません。 pppconfigで端末設定をして、