(追記あり)Android版Firefoxをインストールしたら行う設定、インストールするアドオンなど
2017/11/18 追記
バージョン57になってAndroid版Firefoxでも、幾つかのアドオンが使えなくなったので対応状況と代替アドオンを探してみた。
2017/08/30 追記
Android版でもWeb Extension対応アドオン移行に伴ってうまく動かなくなっているアドオンがでてきているようです。
それに関してはこちらの記事をご覧ください。
追記終わり
いろいろと設定したので、端末をリセットしたり新しくスマホ、タブレットを買った時のために備忘録として残しておく。
Android版Flash Playerプラグイン
Android標準のブラウザやChromeなどではFlash Playerプラグインは使えない。
動画、ゲームなどFlashコンテンツが使えないと不便なことがある。
Firefoxでは今でも使えるのでインストールする。
上のページの「Android 4.0 用の Flash Player バージョン」という項目を探す。
最終版である「Flash Player 11.1 for Android 4.0 (11.1.115.81)」をダウンロードする。
直リンクは以下。
Flash Player 11.1 for Android 4.0 (11.1.115.81)
スマホ、タブレットの「設定」の「セキュリティ」で「提供元不明のアプリ」のチェックを入れ、Google Play以外のところからアプリをインストールできるようにする。
ファイルマネージャーでダウンロードしたAPKファイル"install_flash_player_ics.apk"を探してインストールする。
Android版Flash Playerプラグインはすでに開発、サポートが終了しており、セキュリティアップデートもない。
すでに色々なセキュリティ上の問題があるはずなので、あくまでも自己責任でインストールしてほしい。
テキスト入力欄、フォームにフォーカスが移った時のズームを無効にする
Firefoxの機能で、テキストボックスやテキストフィールドなどがあるページでは、ページ読み込み完了後、フォーカスがそのフォームに移動する。
Androidではフォームにフォーカスが移ると入力しやすいようにするためだろうか、画面がズームする。
便利のためにやっているようだが、入力する気がないときにズームしてしまって、ページ全体が見渡せなくなったり、ページ読み込み完了を待たずしてリンクをタップしようとした場合に別のリンクが選択されてしまうなど、不便なだけである。
アドレスバーに「about:config」と入力する。
画面右上の検索欄に「formhelper.autozoom」と入力する。
「formhelper.autozoom」が"true"になっているのを"false"にする。
「about:config」はときどき操作することがあるのでブックマークに入れておくと便利。
インストールするアドオン
Phony
ユーザーエージェントを偽装するアドオンである。
OS判定で利用できないサイトを利用したり、PC上のブラウザを利用した時のページが見たい場合に利用する。
「デスクトップ版」を利用するとPC用のページが表示される。
しかし、これはLinux上のブラウザを偽装しているので、OS判定で利用できない場合がある。
その場合は「about:config」で「useragent.override」を探すか、無い場合には新規作成してユーザーエージェントを表す文字列を入力する。
ユーザーエージェント一覧は以下のサイトから探すのが便利。
歌うキツネ : User-Agent (ユーザー エージェント) 一覧
例えばWindows 10 64bit版の上で動作しているFirefox 32bitであれば
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; WOW64; rv:50.0) Gecko/20100101 Firefox/50.0
である。
上のサイトは便利だが、残念なことに「2016年9月末 更新停止」となっているので新しいバージョンのブラウザのユーザーエージェントの情報は書き込まれることはなくなると思うので注意。
2017/11/10 追記
Firefox Quantum(バージョン57)では利用できなくなるようです。
Web Extensions版の多くはAndroidでも使えるので例えば、User Agent Switcherへ移行しましょう。
Desktop by Default
通常は上のユーザーエージェントの設定でPC用のページを表示させることができる。
しかし、バージョンアップされた場合に、これではうまく動かなくなることがある。
その場合でもメニューにある「PCサイトモード」のチェックをONにするとPC用のページを見ることができる。
ただ、ページを開くたびに「PCサイトモード」で再読み込みし直すのは面倒だ。
その時のために入れるのが「Desktop by Default」というアドオン。
Desktop by Default – Android 向けアドオン
常にPCサイトモードで開くようになる。
uBlock Origin
広告ブロックをするアドオンである。
PC版が有名だがAndroid版もあるので便利。
uBlock Origin – Android 向けアドオン
uBlockとuBlock Originの違いはこちらの記事を読んで欲しい。
QuitNow、CleanQuit
Androidはアプリを切り替える場合に、バックグラウンドのアプリは自動的に停止、メモリ状況によって終了する仕組みになっているので、Firefoxに限らず、Chromeでも手動で終了するメニューはない。
それでも手動で終了したいと思う人はやはり少なくないようで、そのためのアドオンがある。
これをインストールするとメニューに「終了」もしくは「Quit」の項目ができる。
もう一つ、インストールすると便利な終了操作アドオンに「CleanQuit」がある。
CleanQuit (Mobile) – Android 向けアドオン
終了時に閲覧履歴やサイトごとの設定、クッキー、セッション情報などを削除するアドオンである。
これも入れておくと便利である。
Toggle JavaScript Enabled
Javascriptをオン・オフ切り替えをするアドオンである。
滅多に使うことはないが、時々Javascriptを無効にしてページを表示させたい時がある。
アドレスバー右側にアイコンができるのでそれをタップすることでオンオフを切り替える。
簡単に切り替えできて便利。
Tap Translate
Tap Translate – Android 向けアドオン
英語などの単語、文章を翻訳することができるアドオン。
ページ上の文字列を長押しして単語を選択し、上に表示された切り取り、コピー、貼り付け、共有などのボタンとともに表示される「…」が縦になっているボタンを押すと「Translate」という項目が現れる。
これをタップすることで翻訳された単語、文章がアドレスバー下にポップアップされる。
これもあると便利。
PDF Viewer(pdf.js)
AndroidではPDFファイルはダウンロードして、PDF閲覧用のアプリで開くのが標準。
PCと同じようにFirefox上でPDFファイルを閲覧したい時に使うアドオンである。
https://addons.mozilla.org/ja/android/addon/pdfjs/
Firefox Add-onの公式配布サイトではdiscontinuedになっている。
以下で新しいバージョンが使えるようだ。
GitHub - mozilla/pdf.js: PDF Reader in JavaScript
ここのページの「Development Version」のリンクがアドオンのファイルである。
直リンクは以下。
当然のことだが、メモリが十分にないと表示は遅くなり、最悪の場合、クラッシュしてしまう。
Speed Tweaks (SpeedyFox)
Firefoxの通信速度、ページ表示速度を上げるための設定を一度に行うことができるアドオン。
Speed Tweaks (SpeedyFox) – Android 向けアドオン
PC版ではSpeedyFoxという名前でアドオンが提供されている。
View Source Mobile
AndroidのFirefoxでもページのソースを見ることは可能だ。
View Source Mobile – Android 向けアドオン
メニューに「ソースを表示」という項目ができる。
なお、このアドオンを使わなくてもソースを見ることはできる。
アドレスバーをタップし、URLの先頭に"view-source:"を追加してエンターでソース表示される。
Image Block X
このブログに画像表示をオンオフするアドオンを探して来ている人がいたので調べてみました。
実は標準で画像を表示するかどうかは設定できます。
Android 版 Firefox で画像をブロックまたは Wi-Fi 環境でのみ読み込む | Android 版 Firefox ヘルプ
メニューの「設定」にあります。
「常に表示」「Wi-Fi 利用時に表示」「ブロック」から選べます。
でも、オンオフを簡単に切り替えられたほうが便利ですよね。
探してみたところ、以下のアドオンが見つかりました。
Image Block X – Firefox 向けアドオン
メニューでオンオフを切り替えられます。
切り替えた後はページを再読み込みする必要があります。
ブックマークレット
Android版Firefoxでもブックマークレットが使える。
Web小説を縦書き表示するブックマークレット
竹取Webを利用したブックマークレットである。
ブックマークレットは以下のリンクを長押しして「リンクをブックマークする」で登録できる。
見た目の確認は以下の記事で見ることができる。
スタイルシート(CSS)を利用して縦書きにすることもできる。
青空文庫のページをこれを利用して縦書きで見るブックマークレットはこちら。
使うと下の画像のようになる。
あとは画面をズームして本文が画面いっぱいになる状態で読めばよい。
スタイルシートを変更する方法を使えば、リーダーモードで縦書きにすることも可能だが青空文庫の作品ページではリーダーモードを有効にするためのアイコンが出てこない。
手動でURLを書き換えると使える。
表示されているページのアドレスバーをタップしてURLの先頭に"about:reader?url="を追加してエンターでリーダーモードを実行できる。
そして以下のブックマークレットを実行する。
実行すると下の画像のようになる。
なお、最後に紹介したブックマークレットはリーダーモードでないページでも実行可能だが、多くのサイトでは表示が崩れてしまって綺麗に表示できないと思う。
例えばYahoo!Japanで使うと以下のようになる。
使ってみて綺麗に表示されれば利用するという使い方をするか各サイトごとにブックマークレットを書き換えて使うことになるだろう。
ナイトモード(白黒反転)
夜など周囲が暗い中でページを見るときなどにあると便利なのがナイトモードである。
白黒反転していて、目にもやさしい。
標準でその機能を持っているブラウザもあるがFirefoxには無い。
しかし、ブックマークレットを使うことで実現可能である。
ブックマークレットのリンクがないのでここに作る。
上のリンクを長押ししてブックマークに登録する。
どんな見た目になるか知りたい方は以下の記事を参照。
リーダーモードという文字だけを表示させてオフラインでも読めるようにする機能がFirefoxにはある。
リーダーモードにはナイトモードが標準で搭載されている。
その他の設定があった場合には随時追加する。