(追記あり)Linuxの32bit版のChromeが無くなるということは、あれも無くなるのでは?
- Linux向け32bit版Chromeは開発終了。Macはもう随分前から無い
- ChromeOSはどうなる?
- Flashは?
- 追記
- さらに追記
- さらに追記
- PepperFlashだけアップデートされているらしい
- さらに追記
Linux向け32bit版Chromeは開発終了。Macはもう随分前から無い
コメントがあったので調べてみたところ、Macの方は既に2014年末に64bit版のみになっていたようです。
考えてみるとこの問題は小さくないのではないか?と思えてきました。
Chromeそのものを32bitマシンで使い続ける必要は個人的には無いと思います。
メモリ使用量が多いですし、最近はそれほど高速でないとか重いとか言う声もあって、Firefoxへ戻る人もいますね。
ChromeOSはどうなる?
気になったのはChromebookに乗っているChromeOSはどうなるか?ということです。
単純にあちらは32bitのCPUが乗ったものは無いのかも知れません。
ARMのものも64bitなのでしょうか?
それなら特に問題になることは無いと思いますが、そうでないとするとどうなるのか気になります。
ChromiumOSの場合はどうなるのでしょうか?
こちらはLinuxの需要のあるマシンと重なるわけで当然、32bitマシンがあります。
有志の人たちが開発を継続してくれるといいですね。
Flashは?
実は大きいのはこちらではないかと思います。
Chromeの32bit版が中止になるということは、それと一緒に配布されているPepperFlashも32bit版が出なくなるということではないでしょうか?
Linux版のFlashはもう随分前に開発が終わっているので、Chromiumでは起動時のオプション設定で、それ以外のブラウザでは、FreshPlayer Pluginを使ってPepperFlash Player Pluginを使っている人は少なくないと思います。
こちらはFirefoxを使っている人やChromiumの人にも影響があります。
OSは64bitでもFlashプラグインは32bitの人もいるのではないかと思います。
PepperFlashはAdobeとGoogleが共同で開発しているものでChromiumはそれをPepperFlashだけ別にダウンロードするとかChromeもインストールしているという状態で使わせてもらえているだけなので、Chromeの32bit版が無くなると共にPepperFlashの32bitも開発終了するとどうしようもないはずです。
どうなるのか気になりますが、全然、ネット界隈では話題になっていないのも気になりますね。
追記
ちょっと調べてみたところ、こんなフォーラムにこんな質問がありました。
Is Chrome OS a 32bit or 64bit operating system?
Chrome OS in ChromeBook is 32bit or 64bit
CPUとメモリによってインストールされているChromeOSにも32bitと64bitがあるということだそうです。
古いChromebookは32bitだという記述もあります。
予想ながら、ChromeOSについては32bitでもサポートを続けるだろう、なぜならベースはLinuxでもGoogleがChromeOSをLinuxディストリビューションとはみなしていないから、という意見もありました。
とすると、誰かが32bit版ChromeOSのPepperFlashをLinuxへ転用してくれるなんてことがあるかも知れませんね。
さらに追記
Updates to Google Chrome Linux support
私が思ったのと同じ質問があります。
答えといってもGoogle公式ではなく、やっぱり個人の意見ですが、通常のFlashプラグインを使えば良いのでは?というものがあります。
でも、NPAPIももう標準では使えなくなったのではなかったでしたか?
NPAPI deprecation: developer guide
Adobe自身がもうそろそろFlashをやめようとしているというような意見もあります。
動画はHTML5プレーヤーで我慢しろという意見もありましたが、本当にそのような感じになりそうです。
さらに追記
Ubuntuでリポジトリのダウンロードに失敗するのを何とかする(Google Chromeが原因の場合) - Sickly Life Blog
32bit公開停止に伴って、DebianやUbuntuなどでapt,apt-getでエラーが出るようになっているようです。
上の記事に書かれているような対応をするとエラーメッセージが出ないようにできるとのこと。
PepperFlashだけアップデートされているらしい
2016.03.13 Flash プラグイン対応再開予定のお知らせ — Chromium OS Custom Biuild
Chromeは公開終了しましたが、PepperFlashだけ32bitもアップデートされているそうです。
とりあえずは安心できそうですね。
さらに追記
Debian Linux 思いつきメモ: [Debian Linux] 旧バージョンの google chrome 32bit版を使う
これで32bit版Chromeの最終バージョンをダウンロード、インストールしたあと、chrome://componentsからアップデートできるのでしょうか?
と思ったのですが、Linuxではchrome://componentsではFlashはリストに出てきません。
chrome://pluginsです。
しかし、ここからはアップデートはできません。
おかしいのは64bitなのにupdate-pepperflashpluiin-nonfreeではアップデートできません。
Linux Mintだからでしょうかねえ・・・。
理由がわかりました。
--betaオプションをつけないと最新版にできないようです。
どういうことでしょうね。