あれこれ備忘録@はてなブログ

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精神疾患の親との同居で子供に影響があるとすれば

親のやったこと、子供の気持ち、わだかまり。

この方は社会的に自立し同居することもなく、結婚もしているようです。

記事の冒頭の捨てられたはずのものが捨てられていなかったというのは、ブログに書こうと思う直接のきっかけになっただけで実際にはこういったわだかまりを持つに至るには色々なことがあったのでしょう。

あとに書かれていることもすぐに思い出せる範囲で、背景の説明のいらないものなのでしょう。

決して大したことがないことで傷ついてきたとは思いません。

それぞれは大したことが無いように見える事柄だったり、うまく説明できないものだったり、細かい事柄は忘れてしまったが悪感情だけが今でも残っているものだったりするものが積み重なっていくものです。

その上、恥を晒すことになる、また繰り返しになりますが、大したことが無いようにしか聞いてもらえないだろうと思う、うまく説明できないのでわかってもらえないと思う、そもそも忘れてしまっている、などなどで自分の心情を誰かに話すことができないままでいる人は少なくないでしょう。

そしてその中の一部にはそのことが原因で、神経症、うつ病となる人がいます。

親の精神疾患が子どもに与える影響:親、介護者、ならびに青少年と関わる人のためのガイダンス

親が精神病で私も病んでしまいそうです

親が精神疾患や精神病を患っていると子供の発育に影響があることはすぐに理解されます。

その子供もその後、何らかの精神疾患を抱えることもあります。

しかし、考えてみてください。

精神疾患と診断されていなくても問題のある親はいます。

その子供が精神疾患になった場合、その原因の1つに家庭環境があることも広く認められているでしょう。

そのような原因で病気になった人が、病気になったがためにその病気の原因となった親元に帰って一緒に生活をしなければならないとしたら何が起こるでしょう。

親、親族といっても結局は世の中にいる雑多な価値観を持っている人のうちの一人一人なので、子供の病気を学ぼうとする人間もいれば、子供の病気を認めない者や、差別や偏見を家族に対しても向けるものが実際にいるわけです。

うまく行っているところもあるでしょうが、そういうところでは疾患を抱えた当事者は当然、親に感謝するでしょう。

それを見てお前も感謝するべきだとその他大勢の精神疾患精神障害者は言われているわけです。

冒頭のブログ記事を書いた方の場合は精神的な疾患に至ることがなかったからまだ何とかなっていますが、しかし、この方がもし何らかの病を得て、彼の親と同居しなければならなくなったら、どうでしょう。

あの程度だから大丈夫でしょうか?

病気でなくてもこの方にとっては同居は避けられるものなら避けたいくらい重たいことかも知れません。

どこも似たような問題を抱えているかのようで、実は他の家と比べることはほとんどないので他の家がどのくらい幸せか、あるいは不幸なのかを知ることができないものです。

ましてや、精神疾患の人が育った家庭環境とそれ以外では違うのでは無いでしょうか?

生活保護障害年金などの条件を厳しくし、親やその他の親族の扶養義務を強化するとこの問題はより深刻になります。

自立を目的として居を別にすることは地域の偏見の目から逃れる意味でも有効なのですが、それも難しくなります。

「まともに働く」って? - ある精神障害者差別の論理

ヘイトスピーチといい、この記事の小児科医といい、偏見はなくなるどころかかえってこういうことをはばかること無く口にする人間が増えているのも気になります。

この問題は本当は多くの精神疾患精神障害者が抱えていることと思います。

まとまりのない文章になってしまいましたが、どうにかならないものでしょうか。