野球食って何だ!?野球少年や野球少女を持つ親や顧問の先生、必読の書
ここのブログから注文があった本です。
野球をモチーフにしたキャラ弁の本かと思いました。
高校球児よ、筋トレだけで体は作れない。さあ、しっかり食べてデカくなろう!強い野球選手を作る「食」のすべて。巻末カラーのオリジナルメニュー&レシピ集付き。
どうやら野球選手に最適な食事の例や食に対する考え方などが書かれた本のようです。
出版元がベースボール・マガジン社です。
著者の海老久美子さんは全日本野球チーム管理栄養士という肩書を持っています。
なんだか内容の充実度や本気度が期待できます。
なか見!検索ができるので少し内容を読んでみました。
最初に「野球食」という言葉の説明がありました。
- 「野球食」は「宇宙食」ではなく「野球食」なのだ。
- 「野球食」は「給食」ではなく「野球食」なのだ。
- 「野球食」は「運動食」ではなく「野球食」なのだ。
- 「野球食」は「ベースボール食」ではなく「野球食」なのだ。
- 「野球食」は「理想食」ではなく「野球食」なのだ。
わかりそうでわからない説明が続きます。
目次を見ると、「1回表」といった野球の進行の形式で野球食理解の段階分けがされています。
「10回裏」まであるので延長戦に突入してます。
野球食は奥が深いですね。
プロテインなどの栄養の知識やダイエットと筋肉の関係などエクササイズ、筋トレやダイエット全般に共通する基礎知識から、試合などで遠征した際にホテルなどで出される食事の取り方など野球をしていると経験する具体的なイベントや場面での食事の仕方について解説されています。
夏の炎天下での練習や試合での暑さ、紫外線対策や、野球少年少女を持つ親の心得、高校野球などで必ず問題になるタバコ問題についても書かれています。
親だけでなく子供も読むべき本と言えますね。
合宿でのメニューについても書かれていることから、顧問の教師や監督も読んでいて損はありません。
文章を読むと野球選手本人に向けて語りかけるようにして書かれています。
ご飯を作るのは親であることがほとんどなので親が読むことが多いのでしょうが、食に対する考え方を野球選手本人が身に付けるべきだという考えが見えます。
一種の食育の教科書なのだと思います。
なか見!検索のスキャン状態が良くなくて、本文は読みづらいです。
試し読みは断念して、レビューを見てみました。
特に個人的に参考になったのは水分補給の考え方やタバコの害についての記載・市販清涼飲料水やニアウォーターの糖分量についての表でした。スポーツドリンク嫌いなものですが、飲めるスポーツドリンク・飲めないスポーツドリンクの違いが含有される糖分量にあったというのは大きな発見でした。(もし改定される際は水分補給と併せて塩分の補給について記載して頂けたらと思います。)
ニアウォーターという言葉を初めて聞きました。
水に若干の味や香料、ビタミンなどの栄養素を添加した清涼飲料水のことなのだそうです。
運動選手はポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツ飲料を飲むことが多いでしょうから、これに含まれる砂糖の量を知っておくことは重要でしょうね。
2001年10月に発売されたようですが、カスタマーレビューには数カ月前のものもあり、今回ここのブログから注文があったことを考えると、かなりのロングセラーの本であることがうかがえます。
関連本も複数あり、野球選手本人や親御さん、教育関係者からも支持されているようです。
野球にあまり関心がない私のような人にも為になりそうな本ですね。
これもほしいものリストに入れておこうと思います。