Remix OSとAndroid X86の新バージョン(6.0 r1, 3.0.204)が公開されてます。手動アップデート方法もちょっとだけ。
少し前にダウンロード、アップデートしたばかりなのに。
それも手動で。
9/13日に新バージョンが公開されました。
6.0(marshmallow)ベースの最初の最初の安定板リリースです。
Remix OS for PCの方はそのAndroid-x86 6.0 r1ベースでバージョンは3.0.204となっています。
数日前にダウンロード・アップデートしたものは多分、3.0.203でしょう。
それ以前にインストールしたものは何故かバージョンが3.0となっていてマイナーバージョンが確認できず、さらにはアップデートする仕組みがOSに備わっていなかったために、手動でアップデートとなりました。
方法としては、
- ダウンロードしたzipファイルを解凍する。
- その中のisoファイルをマウントしたり、解凍して中身のファイルをコピーできるようにする。
- 以前のバージョンのRemix OSをインストールしたディレクトリ(フォルダ)を開き、以下のファイルをiso内の同名ファイルで上書きする。
- initrd.img
install.img- kernel
- ramdisk.img
- system.sfs
というようにしました。
本当はこの他にも更新すべきものや、逆に更新の必要の無い物があるでしょうが、とりあえずこれで動きます。
前のバージョンのものですが、動作の様子です。
AbemaTVとTVerを同時に動かしています。
TVerを起動しているとスクリーンショットが撮れなくなるようです。
スクリーンショット対策がされているのでしょうか?
仕方がないので別のカメラで撮りました。
見にくいですが勘弁してください。
2つの動画が同時に動いています。
フォーカスのある方だけが動いて、片方は動画再生が止まるかと思いましたが、どちらも同時に動いていました。
ブラウザを起動しながら動画を見る、というようなことができると良いのですが、何故かRemix OSではブラウザは全画面表示となって他のアプリを隠してしまいます。
フォーカスというか、画面に表示されなくなってしまうとそのアプリは動作を停止するようです。
Chromeが標準でインストールされていますが、Firefoxでも全画面表示なのは同じです。
全画面にならないブラウザアプリがあれば、そのブラウザを使いながら別のアプリを動かすこともできそうです。
DlifeやGyaoはRemix OSがRoot状態であるために使えませんでした。
残念です。
タッチパッドでの使い方に難があります。
タッチパッド右端のスクロールが使えませんし、2本指でのスクロールができるものの2本指でのピンチイン・ピンチアウトも有効になるので、スクロールしたいのにズームされたりします。
しかし、安定度は随分と増してきました。
古いマシンに入れれば、Androidアプリが使えて便利だと思います。
ただ、個人的にはまだAndroid-x86の方が使いやすい気がしています。
前述のようにブラウザなど全画面表示になってしまうアプリと他のアプリを同時に使うことはできないので、そこはAndroid-x86と変わりありません。
一度に1つのアプリしか使わないという人はAndroid-x86で十分です。
そちらのほうが動作は安定していると思いますし、ファイルサイズも小さいです。
古いマシンで使うなら小さいほうが良いだろうと思います。
一度、Androidアプリが複数起動できる面白さを体験してみたい人はRemix OSをインストールしてみると良いと思います。
Remix OSはすでに商品化されているのでそちらを購入して試してみるのもいいかも知れません。
miniPCタイプはテレビに接続するだけで使えます。
マイクロソフトのSurfaceを意識した2-in-1タイプのPCもあります。
最近、デュアルブートでWin10とRemix OSの2つのOSを切り替えて使うことができるタブレットが話題になっています。
追記
Chromeではウィンドウモードで動作可能でした。
訂正します。
設定のRemix OS optionsにWindowed mode app listというものがあり、そこで全画面表示にするかウィンドウ表示にするか設定できます。
しかし、うちの環境ではFirefoxがリストになくウィンドウ表示にできませんでした。