AndroidでWindows実行ファイル(exeファイル)を動かすCrossover for Androidを使いたかったのだが・・・
ここを見て興味をもったので試してみようと思い、サインアップしてみました。
しかし、このページの「閑話休題」に書かれているのと同じ状態になってしまってダウンロードできません。
仕方がないのでここに書かれているのと同様にメールを送ってみました。
返事待ちです。
元々、しばらくしないと招待メール自体は送ってこないものなのかも知れませんが。
ちなみにこの記事の閑話休題の使い方は間違えています。
少しそれた話、余談のあとに、本筋へ戻るときに冒頭で使うのが正しい使い方です。
余談や蛇足の意味ではありません。
閑話休題。
ダウンロードできていないので使えていませんが、Crossover for Androidについてです。
CrossoverはLinuxなどでWindowsの実行ファイルを起動することができるWineという技術が使われています。
"Wine Is Not an Emulator"という名前の頭文字をとったと説明されますが、由来となる名前のなかに自身の名前が含まれるという再帰構造をとっています。
プログラミングの世界では有名ですね。
同じようなものにはGNU="GNU's Not Unix!"があります。
Wine自体はオープンソースで無料で使うことができますが、それをベースにさらに動作の安定性などを向上させたのが商用のソフトウェアがCrossoverです。
Linuxの他、Mac版もありますが、MacはIntel製のCPUを搭載したものに限るということのようです。
Crossover for Androidはそれに続く製品ということになるでしょう。
Androidで動きますが、Mac同様、Intel製CPUあるいはx86互換CPUが搭載されたマシン上で動いているAndroidでしか動作しないようです。
Intel製CPU、主にAtomプロセッサが搭載されたスマホ、タブレット、コンバーチブルタイプのノートPCや、x86搭載PCで動作させることができるAndroid OSであるAndroid-x86でのみ動かすことができるということです。
ARMも含めたAndroid搭載マシンでexeファイルを動かすことができるらしいアプリもあります。
Eltechs - Google Play の Android アプリ
この開発者のExaGearというのがそうなのですが、Classic PC GameということでDOSやWindows3.1や95あたりなのかなと思います。
また、Wnulatorというアプリもあります。
Winulator-beta - Google Play の Android アプリ
DOSのエミュレータはいくつかあり、DOSの実行ファイルは動作させられるようです。
DosBox Turbo - Google Play の Android アプリ
aFreeBox - Google Play の Android アプリ
この他、qemuやBochsなどのエミュレータを使ってWindows 98などを起動させることができるので速度はともかくそれを使ってWindowsアプリケーションを実行している人はいるようです。
Android 4.0.3 端末に Windows 2000を入れる実験 その1 - Windows 2000 Blog
さて、Crossover for Androidの興味深い点はChromebookでも利用可能だということです。
Chromebookは2016年6月にChromebookに搭載されているOSであるChromeOSでAndroidアプリが動作可能になっています。
これを利用してChromebook上でCrossover for Androidを使って、Windowsアプリケーションを実行することが可能になっているのです。
確認していないのでわかりませんが、これも当然、Intel製CPUが搭載されたChromebookでしか動作しないでしょう。
初期のChromebookにはARM搭載マシンもありましたが、これでは動かないだろうと思います。
動作する様子はここで見ることができます。
CromebookでWindowsアプリケーションが使えたら、できることが随分と広がりそうですね。
Android-x86搭載のタブレットやRemix OS搭載のマシンでも動作するようです。
x86マシン限定とはいえ、Android上でWindowsアプリケーションを動かすことができるとWindowsマシンを持たなくても良くなるかも知れません。
しかしながら、Crossover for Androidは他のCrossover製品から考えて、将来的には有料になるでしょう。
古いマシンを蘇らせる目的の人の場合には、Linuxを利用してそこでWineを使うというのが王道なのでしょうね。
追記
その後、メールが来てインストール、実行できました。