testdiskでHDD修復を試みる場合の注意点
以前、修復に成功したので、古いPCでパーティションを認識できないのをtestdiskで治そうと思いました。
http://www.cgsecurity.org/wiki/TestDisk_Download
celeron 500MHzでメモリが多分128MBだったと思う、相当古いマシンです。
testdiskは単体でもダウンロード可能ですが、それが含まれたリカバリーCDイメージがあります。
http://www.cgsecurity.org/wiki/TestDisk_Livecd
通常はこれを使えば簡単ですが、128MBしかないと多くのliveCDが起動できません。PhotoRecとTestDiskが一緒になったせいで起動できない場合もあります。
Win98マシンなので、dos版のtestdiskが使えるはずでしたが、何故かメニュー表示が真っ黒。動きますが暗闇の中で手探りで操作するなんて怖くてできる訳有りませんからこれも無理。
なので今回はDSLを使ってLiveCD起動し、そこから単体のTestDiskを使うことにしました。
ここで注意が必要なのはDSLのカーネルが2.4.13なので最新のTestDiskは使えないという事です。
6.13のkernel 2.4.x i386/x86_64用をダウンロードしましょう。
TestDiskの使い方はここがくわしいです。
ここに書かれた方法で大体の場合はいけるはずですが、以前修復した時や今回も設定した気をつけなければならなかった箇所があります。
それはOptionメニューにある、Cylinder Boundaryという項目です。
これは上のサイトに書かれてあるとおり、「パーティションの境界がシリンダの境界にあるものと設定する。」ということだそうですが、これだとうまく修復可能なパーティションを見つけることができませんでした。
これは多分、GPartedなどのパーティション切り分けのツールを使った際に、Round to cylinders (シリンダー単位に丸める)のチェックを外しているためだと思います。
シリンダ単位にすると使われない領域で出来てしまっていたからだったと思います。大分古い頃の話なので覚えてませんが。
件のPCはおかしくなってから数回パーティションをいじっているのでどうやらちゃんと元には戻らないようです。
最初にエラーが出た時点でもはや寿命だったのでしょう。
なんとかパーティション開放でフォーマットできるくらいになればいいのですが。
駄目なら商用ソフトを使いましょう。操作も簡単でより確実です。