Windows 95を初めて見た10代の反応と日本の格差社会について
Win95マシンの起動の遅さと、インターネット環境の貧弱さ、特にWiFiがないことが信じられないようです。
インストールするのにフロッピーディスクを13枚も必要としていたとのことです。
CD-ROMもあったような気がしますが。
初めて90年代のインターネットを紹介するビデオを見た時の反応もおもしろいです。
Webページの説明も、遠くの人とやり取りをするのが手軽なこと、ページの貧相さ、すべてがおかしくてたまらないようです。
これがデジタルネイティブという人種か。
ただ、日本ではスマホ・タブレットには慣れているけれども、PCが使えないという人が増えているという報道もあるのでちょっと事情が異なるかも知れません。
PCが使えないという言い方はおおげさであっても、OSやアプリケーションの細かな設定ができないとか、ブラインドタッチができないということは多いかも知れません。
すでにデジタルネイティブじゃなくてスマホ・タブレットネイティヴに時代は移っているかも知れませんね。
もともとパソコンスキルが低いという指摘もあるようですが・・・。
2015年の記事ですが、使われているデータには2009年のものが含まれています。
大学(短大・専門学校でも)へ行くとすると論文を書くためにPCの使い方を必要に迫られて学ぶ機会がありますが、そうでないと使う機会はないかも知れませんし、PCもずいぶん安くなったとは言え、非正規雇用などの人には高いでしょう。
少なくともPCに加えてオフィスソフトも購入し、ネット環境を整えて使い方を勉強するために本を買うとなれば結構な出費ですからね。
中にはこんな状況まであります。
笑いながらWin95時代のパソコンとネット環境を見るなんてことができないような人は、案外、日本には多いかも知れません。
アメリカも格差がひどいので、動画の少年達のように笑えない人は、そもそも動画には登場しない、ということもあるでしょうが。
学びのための交通費も払えない人がおり、その助成のための費用を企業や団体に呼びかけるという状況が日本でも起こっていることを考えると、日本は本当に欧米並みに格差が広がっているのだと感じます。