あれこれ備忘録@はてなブログ

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乳がん検診が話題ですが、あれはどうなったのでしょうか?

zasshi.news.yahoo.co.jp

 

北斗晶さんが乳がんになったことを告白して、乳がん検診を受ける人が殺到しているそうです。

 

それでも、若いうちは検診を受けても見つけにくく、頻繁に検診を受けてもX線被曝による影響が出てくる恐れがあるため、あまり進められないなどいろいろと面倒なところがあるようです。

 

マンモグラフィ検診の限界なども指摘されています。

 

私がこの一連のニュースを見ていて思い出したものがあります。

 

 

www.ted.com

デボラ・ローズ:乳腺腫瘍を3倍も発見できるツール、そしてそれを一般に使用できない理由 | TED Talk | TED.com

 

このTEDトークが行われたのは2010年です。

 

微量の放射線を出す物質を多分、注射で人体に投与すると、ガンは活発に細胞分裂していて、その場所へこの放射性物質は集まるようです。

 

その放射線(ガンマ線)を検出することでマンモグラフィでは見つけにくい乳がんも見つけることができるというのがプレゼンの中で紹介されている装置です。

 

これが広まらない理由はこの時点で既に指摘されています。

 

研究で驚くべき結果を得られたと思ったのに 4誌のジャーナルが 論文の掲載を拒否したのです そこで我々は 論文の再査読を申請しました 拒否した査読者の一人が 競合する技術に関与していて 財政的に利害が対立していると 強く感じたからです その後 論文は受け入れられ 今月中に「ラディオロジー」誌に 掲載される予定です (拍手) 低照射量で診断できるかという調査は まだ終わっておらず 他の施設でも 結果を再現しなければなりません これは5年以上かかるかもしれません このテクノロジーが広く受け入れられても 私が金銭的に利益を得る事は 全くありません それは私にとって とても大事なのです 私はみなさんに真実を伝え続けたいからです でも このテクノロジーが (拍手) 受け入れられるようになるには 科学的な裏付けだけではなく 経済的な力や 政治的な力に影響される事は分かっています

 

石油と再生エネルギーの話で昔から言われている陰謀論みたいな話がここでも語られています。

 

本当にあるんですね。

 

いつ日本で一般的に使えるようになるのか分かりませんが、デボラ・ローズ氏は次の点も指摘しています。

 

自分を守るために 次の事を知っていてください まず 自分の乳腺濃度を知ること 90%の女性は乳腺濃度を知りません 95%の女性は 知らないでいると癌のリスクが高まる事に気付いていません

 

次に閉経前の女性なら マンモグラフィー検診を受けるのは 乳腺濃度が比較的低い— 月経周期の最初の2週間にしてください また乳房が継続的に変化しているようであれば— 画像検診をさらに要求してください 最後に最も大事な事です マンモグラフィーの議論は続きますが 40才以上の女性は全員 毎年 マンモグラフィー検診を受けるべきです

 

先日、NHK NEWS WEBで乳がん検診の話題を取り上げた時に、40歳以上は毎年検診を受けることを勧めるが、半年ごとに受けてもあまり意味がないと、有識者が指摘していました。

 

全摘出しないうちに発見したいから検診に行くのに、小さいうちに発見できないというのはなんとも理不尽なことです。

 

TED動画で紹介されているMBIという装置が使われるようになればもしかすると小さいうちに発見できるようになるかも知れませんね。

 

TED動画以外でこの装置の話題をテレビ・新聞でもネットでも見たことがありませんが・・・