(追記あり)見た映画『メメント』『ミレニアム』
テレビでですが、映画を2つほど見ました。
犯罪で妻を殺され、自分も大怪我を負い新しいことを記憶できなくなった男の物語です。
10分ほどしか記憶が続かないため、話をしている最中に直前の記憶を失ったり、少し間を置いただけで何があったか忘れてしまったり、1日経つと昨日会った人のことも忘れてしまいます。
そんな状態で主人公は妻を殺された犯人を探し続けます。
冒頭に男を殺した主人公は、どのようにしてそのような行為に及んだか?
徐々にそれが明らかになっていきます。
記憶が続かないため、メモを取り、写真を撮影して裏書をし、自分の肉体に刺青をします。
毎朝、起きるたびに自分が置かれた状況を確認します。
冒頭で殺した男は妻を殺した犯人なのか?
彼は目的を達することができたのか?
主人公は協力者と思っていた周囲の人間にも騙されます。
しかし、彼を騙していたのは周囲の人間だけだったのか?
そのような感じの話です。
海外ドラマ『ダメージ』のように、過去の出来事が何度もフラッシュバックのように生きつ戻りつします。
私も集中力や記憶力が続かなくなっているため、見ているうちに話がところどころわからなくなっていきました。
実は以前にも見たことがあることに途中で気がついたのですが、記憶にあるストーリーと違っていました。
これは録画していても途中で休憩すること無く一気に見ることをおすすめします。
そして、2回以上見ることを勧めます。
次に見たのがこれです。
これはスウェーデン、デンマーク、ドイツでの合作映画で、後にハリウッドでリメイクされています。
私はリメイクの方は見ていません。
ミレニアムは、以前Gyaoでやっていたものも含めて2回見ました。
雑誌『ミレニアム』で企業汚職を告発する記事を書いていたミカエルは、告発していた企業と内部のスパイによってはめられ、禁固刑の判決を受けます。
数ヶ月先の刑の執行を控え、責任を取って『ミレニアム』も責任者の立場も辞めていたミカエルは、ある資産家の男に雇われます。
ミカエルは資産家の男が娘のようにかわいがっていた姪のハリエットの謎の失踪について調べるよう依頼を受けるのです。
幾らか新しい情報が得られるものの、行き詰まりを感じていたミカエルのPCに1つのeメールが届きます。
それを送っていたのは資産家の依頼を受けてミカエルの身元調査もしていたハッカーのリスベットでした。
ミカエルはリスベットに協力を依頼し、ハリエット失踪の謎に迫ります。
リスベットにも人に言えない過去があり、それによって彼女は後見人に財産を管理されており、それに絡んだある問題を抱えることになります。
小説では必要な描写だったのかも知れませんが、ちょっとその辺の話が中途半端で前半あたりである程度その問題は解決してしまうため、映画では必要だったのかわかりません。
衝撃的なシーンがあって小説ではそれが話題を集め、その結果の映画化でそのシーンはリスベットの人物像を作るために必要だったのかも知れませんが、映画を見る側としてはあまり必要性を感じませんでした。
ハリウッド映画に見慣れているせいか、あまりスピード感や盛り上がり、見せ場が感じられず淡々と物語が進んでいきます。
ミカエルの汚名返上、ハリエット失踪、リスベットの過去、雑誌『ミレニアム』の存続問題といった話が並行して展開されるのですが、それぞれがあまり盛り上がりもなく、関心が散らかってしまって良くなかったように感じます。
『ミレニアム』は3部作なので、このサイドストーリー的な話が後々重要な意味を持つのでしょう。
面白いことは面白かったのですが、もう少しという感じでしたね。
この感想文もうまく書けないくらい集中力、構成力、注意力がなくなっているので、好奇心や興味も薄れてきているために面白みを感じなかったのかも知れません。
追記
今、Gyaoで見られるようです。
Gyaoのレビューを見るとハリウッド版よりもこちらのほうが面白いというものが多いようです。
実際、面白いかどうかは皆さん自身で確かめてください。
追記終わり
どちらかというと『メメント』の方がおすすめです。
『ミレニアム』については、ハリウッド版が1話できちんと物語を完結させていて、見ごたえあるものになっているという評価もあるので、面白いかも知れません。