ネットの世界でFlash本当にいらなくなってる?
YouTubeがFlashからHTML 5に移行した今こそ振り返るスティーブ・ジョブズの5年前のレター
ジョブズがこのレターを書いてから5年経った今、FlashからHTML 5への移行が本格的に起きていることを見ると改めて彼の先見の明に驚かされます。
GyaoやDlifeその他の動画サイトを見てもわかるようにDRM関係の動画はFlashだけでなく、Silverlightが使われていて全然ジョブズが言ったようにはなっていません。
艦これなどのブラウザゲームや実質ブラウザゲームであるスマホのソーシャルゲームにもFlashを使っているものがありますよね。
いや、むしろアップルがモバイルの時代を築いてきたことを考えると彼自身が流れを作ったと言った方が正しいのかも。
多分、これが正しいんだと思います。
話としてはあったという程度のものがアップルのFlash排除の決定によって、にわかに現実的になったのではないでしょうか?
急にそのようになったからといってすぐにFlashからHTML5に乗り換えられるはずもないですよね。
そもそも、"アップル イコール 全て"であると考えているならこの考えは成り立つでしょうが、MacやiPhone,iMac以外にもプラットフォームがあるということを認めているならば、上の理屈で「Flashはいらない」とすぐに結論付けることはできないはずです。
ブラウザが準拠していればどのブラウザでも動画が見られ、綺麗なグラフィックのゲームやインタラクティブなWebアプリが利用できるという利点があったから、Flashが広まったわけですからね。
Windows使用者はMacから批判されても、文句を言いません(自分たちも批判しているくらいですから)。
Linux使いの人はここ10年で大きく変わっていて今はそうでもありませんが、GUIではWindowsよりも重かったりしていたので、古いマシンが蘇るなどというのは甘いという指摘もされてきましたが、CUI使えない人たちは眼中になかったのか、さほど騒がれることもなくスルーされてました。
アップル信者だけが、アップルの製品を批判すると全力で叩きにきます。
技術的な挑戦としてWindowsマシンにMacを入れることが行われたりしますが、逆のことをしてMacにWindowsなどをインストールする試みをした顛末をBBSなどで投稿したら、脅迫めいた反応が返ってきたという話を聞いたことがあります。
またPowerMacの筐体だけを使って中身はWindowsということをした人も同じように激しく非難されたというネットの記事も読んだことがあります。
一体、どこのネトウヨなんだろうというくらいの恐ろしさを感じました。
本当にアップルが提案すること、ジョブズが言うこと、iPhoneでできることは何でもすばらしいという信者をそろそろ冷静に批判できるようにならないものでしょうか?
もっと書きたいことがあったのですが、危ないので止めます。