ねこを集める事はかくもおもしろきことかな
レアねこ以外は、模様の他は何も変わりが無いのに、何故、複数種類集めたくなるのか?
不思議である。
何故かどれもかわいい。
きっとそれぞれに個性を感じるからではない三毛ととび三毛などはほとんど区別がつかないのだから。
群れているのがかわいいのだろう。
特定のねこに肩入れしたり、感情移入することもない。
複数のねこが戯れているのが癒されるのだ。
レアねこでもないのになかなか会えないねこがいる。
クリームさんとチョコさんだ。
スイーツな名前と裏腹になかなか甘くないのである。
まんぞくさんは嵐の様にやってきては、お徳用かりかりを食いつくす。
餌の容器の横で満足そうに横たわる姿には、流石に癒されない。
若干の殺意を感じるが、ねこを虐待するものは、重大犯罪へと移行しやすく要注意なので、ぐっとこらえる。
なべねこさんにも長々会えない。
土鍋の蓋を頭に身に付けているねこが土鍋本体に入る。
これは、多分、ただの鍋である。
言うなればねこ鍋の完成だ。
その昔、江戸などで狸鍋といえば中身はねこだったそうである。
多分、三味線の皮をはいだ後、食べていたのだろう。
そんなちょっとしたホラー系雑学を思い出すレアねこである。
長生きしすぎて化けてしまったねこまたさんはもう良いので、はやくなべねこさんに会いたい。