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偉大な記憶力の物語――ある記憶術者の精神生活

 

いろいろな記憶術があるけれど、その中に記憶する対象をイメージで覚えるというのがある。

そのイメージをいろいろと組み合わせて、ストーリーを作り思い出すときに、頭の中でそのストーリーを再生することで元々の対象を思い出す。

 

そういった記憶術をあとから学んで身につけるのはとても大変なことですが、それを最初から意識もせずに身につけている人が決して幸せではないんだろうと思った。

 

音や文字に色や味などを感じるという共感覚(シネステジア:最近ではコモンセンスcommon senseが一般的)があることでいろいろなものを簡単に記憶できる。

 

記憶してほしい対象を聞いた途端に色や味が感じられ、さらにそれと関係した風景や人物が浮かび上がり、それらを組み合わせてストーリーが頭の中で出来上がっていく。

 

そのようにして自然と覚えられるようだが、それは同時に無駄に記憶が保持され忘れることを困難にし、また記憶術者が抱いているイメージとそれが指す物のイメージが違っていた場合に術者をひどく混乱させる(例えば固いものをイメージさせる音で構成された名前を持っているものが柔らかいものだった場合など)。

 

計算をするにも、数字を記号のように扱って一般に決まった方法で操作をすることで答えを導き出すことが難しいらしく、問題文とそれに関するイメージが勝手に浮かび、記憶をするときと同様、それによって計算をすることをしていたらしい。

 

また数字に対しても色などのイメージが浮かぶため、そちらに引きずられて通常の計算ができない。 この人は大変だったでしょうが、その研究を通じて、同じ問題を全く違った考え方で捉えられることが明らかになったおかげで私もその知識に触れることができたわけでありがたいなと思う。

 

こういった人と一般の人とでは、世界の捉え方が全く異なるだろう。

 

不幸な人と幸福な人ではみえている世界が違うと言うけれど、同じことだろう。

 

また、こう言うことを知っているのと知らないのとではやはり見えるものが見えないということがあるかもしれない。

 

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