こんな記事があった。
Mozillaによると、2013年には主要なブラウザエンジンはAppleのWebKit、GoogleのBlink、MozillaのGecko、OperaのPresto、MicrosoftのTridentと5種類ありましたが、2026年時点ではWebKit・Blink・Geckoの3つしか残っていないとのこと。
BlinkもWebKitからのフォークなので、純粋に独立しているのはGeckoだけなのだと思う。
エンジンの多様性が失われるほど、特定企業の技術的・経済的な影響力が強まります。また、支配的なビジネスモデルに挑戦したり、セキュリティ、プライバシー、その他の機能を通じてユーザーを最優先できる代替的な実装を導入したりする実質的な能力も低下する可能性があります。
特に、AppleやGoogleといった検索エンジンやAIアシスタント、OSや広告なども運用する少数の垂直統合型企業がブラウザエンジンを支配するようになると、オープンウェブにおける競争、透明性、ユーザーの選択肢の確保ははるかに困難になるとMozillaは懸念しています。
ブラウザの世界にも多様性は大事だということだ。
ブラウザ自体は代表的なものではChrome、Chromium、Opera、Edge、Brave、Safari、Firefoxやその派生ブラウザなどがあるが、実際は前者5つはみんなBlinkというブラウザエンジンであり、SafariがWebKit、FirefoxはGeckoだからエンジンは3種類しかない。
ブラウザエンジンの多様性を増やすために注目すべきは、ServoとLadybirdだろう。
Servoは元々MozillaがSamsungと協力して開発していたが、紆余曲折あって今はLinux Foundationが開発を引き継いでいる。
ARM64向けのバイナリイメージは公開されているが、その他のものは自分でビルドしなくてはいけない。
ServoでアメリカのYahoo!を開いた様子。

WebGL Aquariumも動く。

ただ、日本語など欧米以外の言語のサイトではいわゆる豆腐と呼ばれる文字化けとなる。
LadybirdはもともとSerenityOSというLinuxディストリビューションの一部として作られていたが、独立したプロジェクトになっている。
こちらはまだバイナリイメージは無いので試してみたければ自分でビルドする必要がある。
2つともまだ発展途上で実用的ではない。
しかし、GoogleやApple独占の状況を作らせないためには必要で有望な候補である。
開発を見守りたい。