今さらだが、5GHz、11ac対応の無線LANルータNEC Aterm WF1200HPを買った。
実はこの商品、WAN側、LAN側ともに有線が100BASE-TX/10BASE-Tで、実行速度が95Mbps、PPPoEでは93Mbpsしか出ないらしい。
光回線の人は絶対に買うべきではないだろう。
うちは残念ながら未だにADSLなのでこれでも問題ない。
それほど動画は見ないし、ADSLでもAbemaTVは十分に視聴可能だ。
今まで使っていたルータは相当古いものだった。
WBR2-G54だ。
価格.com - バッファロー WBR2-G54 スペック・仕様
価格.comによると発売日は2004年らしい。
ファームウェアは2005年まで更新された。
この無線LANルータは暗号化方式がWPA-PSKしか使えないものだった。
しかし、Tomatoというファームウェアを使うことでWPA2-PSKが使えるようになるのだ。
導入することで、その他にも様々な機能が使えるようになった。
そんなこともあり、現在まで現役で使ってきたのである。
しかし、いかんせん電波が弱い。
これはハードウェアの問題なのでファームウェアを変えることでどうにかできるものではないのだ。
そこで5GHzも使え、5GHz,2.4GHzともに電波がより遠くまで届く少しだけ新しい無線LANルータを探していたのだ。
Buffaloのものにしようかとも思ったのだが、どうもBuffaloは未だに一定時間以上動作させていると通信が不安定になるらしい。
殆どの人は手動で再起動して対処しているようだ。
ちなみにTomatoを導入したWBR2-G54はファームウェアの機能で定期的に自動的に再起動させることができるためにこのような不具合はなくなっていた。
Tomatoが使えることが確実ならば新しいBuffalo製無線LANルータにした方が良かったかも知れない。
今日、届いて早速設定してみた。
かなり簡単ですぐに使えるようになった。
通信速度は回線は変わっていないのに良いときには30%くらい向上した。
もちろん電波の入り具合も向上した。
このルータがそうかどうかはわからないが、数年前に電波法が改正されて免許や届出がいらない小電力の無線局の出力電力が10mWから1Wに拡大されたのも関係あるかも知れない。
私が持っているタブレットと古いPCは2.4GHzしか対応していなかったのがちょっと残念だが、新しい方のPCは5GHzが使えて快適である。
ただ残念だったのはダイナミックDNS機能が使えるという商品説明があったが、それはお名前.comとBIGLOBEのものだけだったことだ。
私はOpenDNSを使っていたのでグローバルIPが変わっても、その設定が使えるようにしたかったのだが、それが出来なかった。
ちなみにこれもTomatoを導入した無線LANルータでは可能である。
Tomatoファームウェアは偉大だ。
それが使えなくなることが一番残念なことかも知れない。
光回線を使っている人はWFではなくWGを買うべし。
これはギガビットイーサネットに対応している。
しかもビームフォーミングという電波を束ねて端末とルータとの間の通信を強めて速度を高速に、安定にさせてくれる機能もある。
今回買ったWF1200HPは、ADSLがサービス終了になったら買換えが必要なので無駄遣いのようにも思えるが、すぐには終わらないだろうから数年使えれば良いという気持ちでいる。
自分のうちの通信速度が遅いとか不安定だという場合には、(無線LAN)ルータを疑ってみることも1つだろう。
とりあえずこれで数年頑張れそうだ。