その疲労、うつ症状は副腎疲労、アドレナル・ファティーグではありませんか?
先日、こんな記事を見ました。
検査入院の結果、ACTH単独欠損症(続発性副腎不全とも呼ばれる)という病気だった。
血液検査でACTHとコルチゾールの値も調べてもらったら良いと思う。コルチゾールが早朝に2桁なかったら、副腎に詳しい内分泌科に行くと良い。
私は検査はしていませんが、ネットで調べてみるとACTHが全然出ないと完全な病気となりますが、数値にはっきりと現れなくても似たような症状になる人たちがいることがわかりました。
英語では「アドレナル・ファティーグ」と呼ばれているようです。
冒頭の記事のように難病として認定されていても見落とす医者がたくさんいるわけですから、海外で認識されてきている、一部の医者が日本でも潜在的な患者がいるはずだ、と言っている程度の状況ではほとんど顧みられることはないでしょう。
これ以外にも、コーヒーなどに含まれるカフェインが副腎を刺激してコルチゾールを分泌させるが、無理に絞り出させているのと同じなのでどんどん副腎疲労が進んでいくという指摘もされていました。
ビタミンを補給する、カフェインを控えること、朝に塩水を飲むことなどが副腎疲労を回復させる方法として挙げられています。
炭水化物などの糖質も控える、摂る場合は全粒粉の小麦や玄米のようなもので、というアドバイスもあります。
結局、これらの食事の改善法は、基本的にはケトン食とその類縁の食事療法と同じようなもののように見受けられます。
続きは、後日。
やっとこの話題を記事に出来ました。
追記
これ、少し欲しいですよね。
副腎成分抽出物です。
漢方や医食同源の考え方の1つに、「自分の体の悪いところ(良くしたいところ)と同じ部位を食べる」というのがあると思います。
根拠が無いようにも思うかも知れませんが、甲状腺ホルモンが低下する病気の治療として古代中国では既に山羊か何かの甲状腺を取り出して、口に含ませるということが行われていたようです。
ホルモン低下の対処法は当然、足りないホルモンを補うことにあるわけです(外からとっても意味のない場合もあるでしょうが)。
医学が進んでいない時代に、ある病気を見てそれが甲状腺にあることを見ぬいたうえ、動物の同じ部位を食べさせたり、成分を吸わせることが有効だと考えた人はすごいと思います。
現代でも、肝臓の薬に、牛の肝臓の加水分解物があります。
何故、それが効くのかはっきりわかっていないらしいです。
それでも効果があるのは間違いないので今でも薬として作られていますし処方もされています。
すぐに効果が出るような薬やサプリが欲しいというのが正直な気持ちではありますよね。
別の記事を見つけました。
さまざまな病気になる恐れのある副腎だが、最近は一部のクリニックなどが「副腎自体が疲労する」という考え方を取り入れ始めた。米国の専門家が唱え た概念で、精神的ストレスの積み重ねによる慢性的な疲労感や体調不良、性欲の減退、朝に起きられないなどの症状が当てはまるという。
順天 堂大学の白澤卓二教授は「研究途上の領域だが、診断基準ができれば一気に該当者が出てくる可能性がある」と指摘する。ストレスを受けた副腎がその対処のた めコルチゾールを分泌し続けると副腎が疲弊してしまい、いずれコルチゾールを十分分泌できなくなるという考え方だ。
早く一般的に認知されるようになると良いですね。