ルパン新作とクリエイティブ・コモンズについて思う
フランスの作家モーリス・ルブランの名作『怪盗ルパン』シリーズの未発表作が邦訳され、9月上旬に早川書房から出版されることが25日、わかった。タイトルは『ルパン 最後の恋』で、1941年に最後の作品が刊行されて以来、約70年ぶりの新作となる。 同作はルブラン晩年の36~37年ごろに執筆されたとみられ、推こうが完全に行われないまま同氏が亡くなったため、長い間その存在が知られてこなかった未発表作品。パリ郊外の貧しい子供たちを助けるために教師をしていたルパンが、本に隠された秘密を巡ってイギリスの諜報機関追われるというストーリー。冒険小説の要素のほか、ラブストーリーとしての魅力にもあふれた作品となっている。 ルブランの遺族が原稿を保管していたが、遺族の承諾を得て今年5月にフランスで出版され、話題を呼んでいた。
モーリス・ルブランの本で読んだことがあるのは『ルパン対ホームズ』です。
コナン・ドイルが書いたわけではないのでルパン寄りの描写だったと記憶してます。
あまりホームズは魅力的には描かれていなかったような。
ただ、ルパンの作者が自分の作品にホームズを登場させるというのは現在ではありえないことですからおもしろかったです。
著作権にうるさくなかった頃だからできたことではないでしょうか?
こういう作品を読むとクリエイティブ・コモンズの考え方は必要じゃないかと思います。
なんでも禁止してしまうとこういう作品は生まれませんね。