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人体 神秘の巨大ネットワーク第2集「脂肪と筋肉が命を守る」 〜脂肪も筋肉も必要かつ最大の臓器〜

NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク第2集「脂肪と筋肉が命を守る」を見た。

NHKドキュメンタリー - NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク第2集▽脂肪と筋肉が命を守る

人体 神秘の巨大ネットワーク|NHKスペシャル

あまり、意識しないことだが筋肉、脂肪というのも臓器なのだそうである。

筋肉、脂肪を臓器と考えると2つで人体の7割ほどにもなる最大の臓器となるという。

悪いイメージしかない脂肪というのも実は少ないと健康に悪影響があるそうだ。

脂肪萎縮症という病気があり、この病気の人は身体に脂肪がほぼない。

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脂肪がないことで食欲が止まらなくなって食べ続けてしまうらしい。

食べすぎることが原因でもあるが、この脂肪がない病気の人は食事をした後、血糖値が上がりすぎてしまう。

また血中の脂肪も同様に増えるそうだ。

これによって血管が傷つくなどで、様々な病気になり、30歳ほどしか生きられないことがほとんどとのこと。

この脂肪萎縮症の人が食欲が抑えられない原因の主なものが脂肪細胞にあるということがわかり、世界を驚かせた。

食欲を抑える物質というのはレプチン。

これが脂肪細胞から放出され、脳へ届き、レプチンを受け取る受容体にくっつくことで食欲が抑えられるというのである。

この他、脂肪細胞は血管を作るよう要求するメッセージ物質や、免疫に関わるメッセージ物質も出すそうだ。

オードリー春日さんも言っていたが、ボディービルダーなど体脂肪が少ない人は健康的なイメージとは裏腹に風邪をひきやすいらしい。

これも脂肪細胞が少ないせいかも知れないのだという。

iPS細胞でノーベル賞を受賞し、今回、タモリさんとダブル司会を務めている山中伸弥教授によると、人間は生物の中で問題になるほど肥満している唯一の生物の可能性があるという。

人間だけで考えても、肥満するほど食べられるようになったのはごく最近で人類の歴史でもとても特殊な時期が現代なのだ。

メタボになるからそうなのか、そうだからメタボになるのかという問題はあるが、太っている人は一般よりも多く食べすぎる傾向がある。

不思議なのは、脂肪細胞が普通の人よりもたくさんあるのに、何故、レプチンが効かなくなっているのか?ということである。

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どうやらレプチンの抵抗性という現象というか性質が関係しているようだ。

食べすぎると脂肪は油をその細胞内に溜め込む。

また血中にも油が増える。

するとレプチンが血中に出てきて、脳まで運ばれても、血管から出て行きにくくなるのだそうだ。

そして血管から出て脳神経へ届いてもレプチンが効きにくい状態になってしまうとのこと。

二重にレプチンが効きづらいのである。

怖いことに、メタボになると脂肪が出す免疫に働きかけるメッセージが過剰になるらしい。

免疫細胞が人体に本来は悪影響がないものにまで反応したり、身体にあふれた油を異物とみなしてそれを取り込み、最後には免疫細胞が壊れて中の攻撃物質が拡散することで血管などが傷ついてしまうそうである。

すると心筋梗塞や脳硬塞のリスクが高まり、健康に多大な悪影響が起きる。

それを抑えるものとして注目されたのは、筋肉である。

筋肉を鍛えると筋肉からIL-6(インターロイキン6)が出て、免疫細胞の暴走を抑える。

IL-6は免疫を活性化する物質として知られていると山中教授。

IL-6はそもそもそういう効果があるとして日本人が発見したものらしい。

この他、筋肉にはガンを抑制したり、うつ病改善効果、記憶力増強(カテプシンB)などの効果があるという研究結果があるとのことだ。

一方、筋肉はそれ自身がとてもエネルギーを使うため、成長しすぎてエネルギーを浪費する身体になってしまわないように、成長を止めるミオスタチンというメッセージ物質も出しているという。

これが効かないようにしてしまった牛は筋肉ムキムキになってしまった。

これまでほとんど顧みられなかった脂肪も含めて、人体の2大臓器は身体に様々な影響を与えていたのである。

脂肪は必要だが、やはり多すぎると健康に悪影響となる。

そして、それを解決し、その他にも様々な良い効果を与えてくれるのが筋肉。

やはり、身体を鍛えて、痩せないと駄目なんだな。

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