あれこれ備忘録@はてなブログ

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頭の中の会話・おしゃべりはとても重要

(コラム)「頭の中の勝手なおしゃべり」を鎮める方法 - うつ病ドリル

頭の中の会話を止める: ITスペシャリストが語る芸術

エックハルト・トール~『頭のなかのおしゃべりを止めるコツ』 - YouTube

うつやストレスを軽減する手段の1つに「頭の中の会話・おしゃべりをやめる」というのがあります。

人は考えるときに概念を言葉にして、頭の中で話すようにしていることをみなさんも自身の経験から気がついている人もいると思います。

これを人は無意識のうちに繰り返していて、悩みについて何度も反芻したり、堂々巡りの議論を頭の中で繰り返しているので、これをやめることで悩みのスパイラルを断ち切ることができ、ストレスの軽減につながると言われているのです。

NHKスペシャル シリーズ キラーストレス 第2回 ストレスで心を病む原因と対策 - あれこれ備忘録@はてなブログ

以前、NHKで放送され、話題になったストレスが脳に与える影響のうち、マインドワンダリングと呼ばれるものがこれにあたるのでしょう。

これを停止するための方法として番組で提案されていたのが、マインドフルネス瞑想です。

私もこれを見てから瞑想を試してみたりしたのですがなかなかうまくいかないですね。

しかしながら、考えてみると、私はずいぶん前から「頭の中のおしゃべり」をしていないことに気が付きました。

頭の中の会話を止められたわけではなく、できなくなったのです。

考えられる原因としては、直前まで話していた内容を覚えていられないために会話が成立しないのです。

ストレスはもしかしたら軽減したかも知れません。

思考力が失われているために、悩むことができないのでしょう。

内省する人ほど精神的な病になりやすいということも言われていたりします。

抗うつ薬には神経伝達物質を増やすなどの効果がありますが、結局のところ、ぼんやりしてしまい、悩むほど考えられなくなっているのだけだという指摘もあります。

「頭の中のおしゃべり」が無くなって良くなったかといえば、答えはNOです。

結局、人は考えるときには頭の中で会話をしなくてはいけないのです。

それができなくなってしまったということは、何かについて深く考えることができなくなったことを意味します。

推論や演繹をするためには前提を覚えておけなければ結論に到達することはできません。

それ以前に考えていたことが忘れてしまうのでは、文章を作ることもできません。

概念を言葉にできなければ、ずっと概念はぼんやりした感覚的なものにとどまります。

結局のところ、それがものが考えられなくなったり、文章を書けなくなった原因なのでしょう。

このブログが辛うじて書けているのは、文を残る形にして書くと、その文を忘れてしまっても、書かれている文を読むことで確認することができるためでしょう。

長い文章を読むことができないために、直前の文以外を読んで推敲することはほとんどできません。

そのため、文章は箇条書きのような、つぶやきの連続で構成されるぼんやりとしたものになります。

構成を組み立てることができずに、話題が前後してしまったり、繰り返してしまうこともあります。

今、こうしてブログを書いていても、頭の中がもやもやして、文が思い浮かんできません。

なんとなく言いたいことはあるのに、それがはっきりしなくて、結論へ辿りつけないのです。

こんなときどういう言い方をしたら良いか、昔はそれほど困ることはなかったのですが、今は全然思い浮かびません。

言葉が出てこないことに思い悩んでいるうちに、言いたい事自体を忘れてしまうのです。

似たようなことを経験したGoogleの技術者の話があります。

Googleが実践する「マインドフルネス」がいかに創造性を殺したかという記録 - GIGAZINE

読んだ本や気がついたこと、思い浮かんだアイディアについて、あれこれと頭の中で考え続けることを、瞑想することで断ち切った結果、創造性が奪われたということです。

私の場合、病気かその治療のために飲んでいる薬の影響で、思考力、集中力、記憶力が失われたためだと思いますから、順番は逆でしょうが、何れにしても「頭の中の会話・おしゃべり」ができなくなることは考えられなくなることと一緒なのです。

体が不自由でもクリアな思考があれば、知的な活動ができます。

しかし、脳がおかしくなると、体を動かす意欲も失われてしまいますし、知的活動も当然できなくなります。

脳・精神にトラブルを抱えることは、牢獄の無いまま、拘束されているのと同じ状況を作ります。

精神病棟や障害者施設では薬によって人工的に作り出すことも行われていますね。

その1つが先日、販売中止が決まった「飲む拘束衣」ベゲタミンです。

「飲む拘束衣」販売中止へ : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

“危ない精神薬”が次々と販売中止! 「飲む拘束衣」の副作用や依存性の高さが問題に|健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレス/HEALTH PRESS

私はこれから意識して頭の中で会話をする訓練をしていこうと思います。

今日、試しにやってみたところ、前頭葉を使う作業なのか、額の裏側が重く痛い感覚が起き、眉間や眼窩の上あたりに凝りを感じてとても不快でした。

その不快に意識が向いた途端、それまでに考えていたことを忘れてしまったりしました。

どうすれば脳は回復するのでしょうか?

前にも書きましたが、以前はドキュメンタリーなどを見ることができたのですが、頭が弱っているとだんだんと見ても理解できなくなってきます。

ドラマばかり見ることになりますが、ドラマも見てすぐに内容を忘れてしまいます。

脳が衰えると何が起きるか? - あれこれ備忘録@はてなブログ

今、この記事を読んでみて、この記事で言いたいことはすでに書いていたことに気づきました。

その上、この記事の方が言いたいことが言えているような気がします。

こんなこともわからなくなり、この記事の水準の文章も書けなくなっているということですね。

本当にどうすれば良いのでしょうね。