どうして第1子は「ゲスな女」になれないのか
これを見るとますます思ってしまいます。
どうして次女は「ゲスな女」になれるのかと。
知らない人には失礼な言葉にしか思えないので、この前の記事をリンクします。
これとともにこちらも冒頭部分を読んでみてほしいと思います。
たとえば母親と一緒に食事に出かけ、好きなものを食べなさいと言われて、一番安い料理を注文する子どもがいる。この場合、どの料理を注文するか決めかね て一番安いものを頼むという意味では、確かに優柔不断な態度がそこに見え隠れしているけれども、このような行動全体を優柔不断という概念だけで説明できる わけではない。単なる優柔不断であれば、一番安い料理ではなく、逆にいつも高い料理や中程度の料理を、あるいは母親や同席者と同じ料理を注文することにあ らかじめ決めていたとしてもかまわないからである。
二十代前半のある女性は、優柔不断な態度を取ることがあるかどうか尋ねられた時、本当はそうだが、一見そのようには見えないだろうと言って、次のような 話をしてくれた。たとえばAと、その逆のBというふたつの選択肢がある場合、本当はAを選びたいのに、実際にはそれを選ぶことができず、即座にBの方を選 んでしまうというのである。この女性によれば、周囲の人たちは、本人がすぐに決めるので決断力があると見るが、本質的には優柔不断なのだという。このよう な観点から考えると、優柔不断とは実は、本人の意見や意志がはっきりしない状態ではなく、選びたい方を選ぶことができないことに加えて、選びたくない方を 積極的に選ぶのも難しいので、結局はどちらとも決められない状態だと言えるであろう。もちろん、その場合、選びたい側を意識で承知している時としていない 時とがある。
また、この女性は、誰かが本人に何かをくれそうになると、それをもらうのがいやで、いつもその場から逃げ出してしまうという話もしてくれた。同様の行動 としては、人からほめられそうになるとやはり逃げてしまうというものがある。このように、自分にとっては喜びとなるはずの対象や出来事をあえて避けるよう な行動を取る者がかなりの数に昇るわけであるが、それはなぜなのであろうか。
ここでは言及されていませんが、こういう性格の人は長男長女が多いと思います。
それに比べて、第2子以降だと、そんなこと考えずに「好きなものを食べない」などと言われなくても高いものを注文したり、値段に関係なく自分の好きなものを頼むのではないでしょうか?
どうして生まれ順でこういうことが起こってしまうのか不思議でなりません。
生まれ順での性格傾向は無いという研究もありますが、対人恐怖や強迫性障害などのいわゆる神経症やうつ病、統合失調症、ひきこもりなどは長男が多く、割合は少ないとは言え女性にもひきこもりはいますがこれも長女が多いと言われています。
もちろん、このような病気になる人は少なく、ほとんどの人は問題なく人生を歩むのでしょうが、私の前の記事で引用した匿名ダイアリーの記事のような出来事は少なくないような気がします。
これも思い出してしまいました。
【1/3】40年間父の言いなりだった兄が家業の事業ローンの更新を拒否→兄「俺保証人にはならないよ。お前が保証人になれ。ならないなら遺産放棄しろ」→兄が理解できません|胸糞速報
冒頭の「リンゴ日和」さんの漫画はいつもかわいい絵柄が可愛いのですが、ときどき切ない気持ちになります。
今子育てをしている人を不安にさせるようで、こういう記事で引用するのは申し訳ないのですが、匿名ダイアリーの記事にも感じるようになぜか超えることのできない法則のようなものが兄弟姉妹の育ち方にはあるのだなと思わざるを得ません。
もう一つ、気になっているのはこういう生まれ順の問題を大きくするかしないかということに、親の生まれ順がどうなのかということは関係しないのかということです。
次男次女以降が素直に生きることができて、順調な人生を生きられるとすると、結婚し子供を設けるのも第2子以降である可能性は高くなります。
親が二人とも第2子以降だった場合、第1子の気持ちに共感できるでしょうか?
共感できないことで大きな問題を抱えることになるとするとどうなるのかな?と思います。
第2子以降が親になりやすいというとき、これは未来永劫、不幸な子どもを生み続ける可能性が高くなるということも意味します。
第2子同士の間に生まれる最初の子供は必ず第1子だからです。
こういうことについて研究している人がいるのかどうか知りたいですし、その結果も知りたいところです。
現実的な解決方法としては、「人はいつでもゲスになれる」という理論が出てくることなのですが・・・