日本の無線LANルータ、アクセスポイントの電波出力
先日のWiFiの電波が堪えられないと自殺した少女の話で、1つ思い出したことがありました。
日本の無線LANルータやアクセスポイントは、免許や登録の必要ない小電力無線局として扱われます。
以前は電波法で10mW(0.01W)が最大出力でした。
現在は1Wまでその範囲が拡大されたようです。
総務省 電波利用ホームページ | 免許及び登録を要しない無線局
ただ、こんなことが書かれていました。
無線LANの電波の届く範囲・距離について-ELECOM WEB SITE!
日本の電波法は、無線LANルーターやトランシーバーなど「免許を必要としない無線局」の出力上限を定めています。2010年に改正電波法が公布され、こ の出力上限は従来の10mWから1000mWへと引き上げられました。しかしこの上限は現状では無線LANルーターに適応されておらず、どんなに「ハイパ ワー」を謳っている無線LANルーターも、日本国内で正規に販売されているものであれば10mWの上限を越えていないはずです。
超大出力で半径2.4kmをカバー、無線LANアクセスポイント「AP600EX」 - GIGAZINE
ちなみに2010年12月に公布された改正電波法において、無線LANルーターやトランシーバーなどの免許を要しない無線局の出力の上限が0.01W(10mW)から1W(1000mW)に改められています。
しかし近畿管内の情報通信行政を担当する総務省 近畿総合通信局に問い合わせたところ、まだ1Wという上限が無線LANアクセスポイントに適用されるかどうかは決まっておらず、出力600mWの「AP600EX」は電波法違反では無いと言い切れないのが現状だそうです。
2015年現在、どうなったのでしょうか?
電波法の告示を読んだのですが分かりませんでした。
注 上記は例であり施行規則に明示してあるものではない。
書いていないようです。
現在、どうなったのか分かりませんが、新しく購入できるものはともかく2010年から上のGIGAZINEの2011年10月28日あたりまでに出たものは10mWが最大出力なのでしょうね。
海外では以前から500mWとか1WのWiFi機器もあるそうです。
そうなると日本の50倍から100倍の出力の電波が飛び交っているわけですね。
学校などの公共施設用で登録して使う場合にはさら大きい出力の可能性もあります。
日本に住んでいて気にならないのは出力の問題かも知れない、という可能性くらいは考えても良いかも知れません。
そういう装置で音が出ている可能性もありますよね。
高周波音は壁などを超えて聞こえることは無いとは思いますが、中継機器を使っている場合は教室や廊下で聞こえていたのかも知れません。
まとめ記事の少女は15歳だったようです。
まとめ記事の引用元の記事にあるもうひとつの事例の少年は12歳です。
若い人にだけ聞こえるというモスキート音のような高周波音による症状だった可能性はあるのではないでしょうか?
音の大きさ(振幅・出力)が大きい場合、聞こえなくても頭痛などの症状が現れないのか?と思うところもあります。
日本とはWiFi機器が使われている環境が少し異なるだろうことはわかりました。