あれこれ備忘録@はてなブログ

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日本では相変わらず子供は親の所有物では?

 

headlines.yahoo.co.jp

 

子供を2人殺して、病気を理由に懲役5年。

 

軽いとは思いませんが、他の事件と比べて見ると不公平感がありますね。

 

他の家の子供を殺したら心神喪失とか心神耗弱を主張してもこの量刑にはならないでしょう。

 

被害者が大人か子供かでも違ってくるでしょうが、自分の子供か他人の子供かで随分と量刑に開きがあると思いませんか?

 

そこには子供は親や家の所有物という考え方が透けて見えます。

 

日本はもともと子殺しに甘い国であると言われているようです。

 

 この本では日本における子殺しの記録は古事記の時代まで遡ることができると指摘されています。

 

ヒルコ - Wikipedia

 

最初(厳密には最初ではないですが)の2人の神である伊邪那岐伊邪那美は、出会った時に女性の方から男性にアプローチしたために、最初の子供が障害を持って生まれてしまいました。

 

そのためにこの子供を船に乗せて海へ流してしまうのです。

 

次に生まれた淡島も何の問題があったのかわかりませんが、子供の数に入れないという扱いになりました。

 

子供のたぐいに入れないという言い方なので、人の体をなしていなかったとも読めますが。

 

これだけで日本が子殺しの文化と言われてはたまりませんが、第2次世界大戦のあたりになっても子殺し、口減らしなどさまざまな呼び名で行われていたこの悪習は、アメリカのプロパガンダに利用されるほど有名になっていたそうです。

 

少子化の時代に、子供を親の所有物という考えで捉えるのはそろそろ考えなおしたほうが良いのではないでしょうか?

 

同様に、子供を育てたり扶養したりする責任を殊更、親と家族だけに負わせる考えも変えたほうが良いかも知れません。

 

子殺しであっても殺人は殺人。

 

厳しく罰し、むしろそうなる前に公的な施設や福祉の制度で子供の面倒を見られるようにするべきだと思います。