うつ、パニック障害、統合失調症、慢性疲労症候群などでひきこもりがちな人が行うべき健康法を思いついた
うつ、パニック障害、統合失調症、慢性疲労症候群などでひきこもりの人は、気力が落ちていたり、外出しなくなっているために、筋力が低下し、そのうちに様々な体の不調に悩まされるようになります。
その他、うつ病や統合失調症であると脳の灰白質や白質の容積が小さくなると言われています。
特に統合失調症の場合には、症状が出る数年前から灰白質の縮小は起こっているそうですよ。
灰白質、白質の低下がうつ病などの精神疾患を生んでいるとも考えられるようですが、いずれにしろその状態のまま放置しておけば、脳の容積は小さくなっていくようです。
この記事では、糖尿病によっても同じようなことが起こっていることが示唆されています。
2型糖尿病による認知機能の低下、主な原因は海馬や灰白質の萎縮の可能性
もともとの病気でも脳が小さくなるというのに、抗うつ剤や抗精神病薬の中には血糖値の異常を引き起こし、肥満や糖尿病を誘発する副作用を持っているものもあります。
うつ病と2型糖尿病との関連性 : 場末P科病院の精神科医のblog
まさにダブルパンチです。
そういった問題に対処できる可能性として注目されているのが瞑想です。
瞑想をしている人はしていない人に比べて、年齢を重ねても灰白質があまり小さくなっていなかったそうです。
他にも瞑想に言及している記事があるので調べてみてください。
私もできる範囲でしてみてはいます。
一番簡単な瞑想法は呼吸をしながら、数を数えることです。
瞑想で脳機能の衰えにブレーキをかけられるとして、運動能力の低下はどうすればよいでしょう。
ひきこもりがちな人がする運動法というのは以前からよくネットで話題になります。
ひきこもりながらも健康になれる3つの方法が話題に - トゥギャッチ
同じ人のイラストでスクワットのススメもあります。
【東方】「ひきこもりながら楽して運動「ゆっくりスクワット」のススメ」イラスト/親しみやすい一代大佐おじさん [pixiv]
でも、気力が続かないとなかなか難しいですね。
筋力をつけるには、プランクだけでもスクワットだけでも駄目ですしね。
ここは筋力をつけるのは諦めて、心肺機能の維持くらいに妥協したいと個人的には考えます。
みなさんは和温療法というのをご存知ですか?
http://www.jcc.gr.jp/journal/backnumber/bk_jjc/pdf/J061-1.pdf
心肺機能が低下しすぎて、心臓の手術も難しくなった患者に対して行うことができ、もちろん心肺機能の改善に効果があるという画期的な治療法です。
医療機関で行われている治療法は低温のサウナに一定時間入った後、体を暖かく保って安静にするというものです。
しかし、サウナの無い自宅でも同様の効果を期待できる方法があるそうです。
41度のお風呂に10分から15分浸かり、その後毛布やサウナスーツなどを使って高まった体温を保ちつつ、30分安静にするというものです。
和温療法は、もともと重度の心臓疾患患者の「温泉に入りたい」という希望を叶えたところ、患者の病状が改善したことから確立されたものです。
しかし、お風呂の水圧がやはり負担になるということでサウナを用いるようになったそうです。
なので、個人的には半身浴の方が良いんじゃないかなと思います。
15分というと60x15=900秒です。
お風呂に入りながら900秒数えるというのはどうでしょう?
つまり、お風呂の中で瞑想するのです。
その後、体を暖めながら安静にしましょう。
通常はその後で、汗をかいた分だけ水分をとるそうですが、自宅でしていると寝てしまうこともあるでしょうから、お風呂から上がった後、体温を下げないくらいの温度の水を予め飲んでおくと良いと思います。
いきなり始めるには41度は熱すぎるので、温度を下げるか入る時間を短くすると良いと思います。
少なくとも普段体を動かさない人ほど、湯舟に浸かって少し心拍数を上げて血流を良くする時間を作ったほうが良いかも知れません。
風呂で瞑想。
しばらく試しにやってみたいと思います。