障害者を持つ親が精神疾患を許さない現状
アクセス解析を見ていたらGoogleで「うつ病障害者辞めさせる方法」というワードで検索して、このブログへ訪れた人がいたようです。
ひどいことを調べているなと思って、その検索ページを眺めていたらこんな記事が。
娘を障害者施設に通わせている父親が、そこの施設長がうつ病を理由に欠勤していることを知り、うつ病ならやめてもらうべきではないか?と考えて、他の方の意見が聞きたいと質問したようです。
切ないですね。
うつ病になったらやめてもらうというシビアな社会なら、障害者の娘さんは本当なら社会に受け入れてもらえないのではないでしょうか?
子供の安全、自分と自分の家族の生活が大事なのかも知れませんが、障害を持った子供を持っているなら、障害を含めた様々な問題を抱えた人に対して、もう少し理解を示してほしいと思います。
その施設長が施設に通う利用者の障害を理解しようとせず、不適切な対応ばかりしていたのならわかりますが、そうではないわけですし、もしうつ病になった背景に利用者への配慮をしてきた心労があるのなら、配慮してもうつ病にならないような勤務体制の見直しこそされるべきではないでしょうか?
うつ病にならないような人間を施設に求めるなら、障害者施設で働くにはふさわしくない人が含まれるかも知れないことを覚悟しなければなりません。
川崎市の介護付き有料老人ホームで、複数の高齢者が胸近くもある高さの柵を越えて転落死した事件がありました。
さらには同じ施設で虐待があったことも発覚しましたね。
こういう人たちを受け入れるつもりなら、うつ病にならないものの考え方をしている、表面上、打たれ強いと言われる人間を求めればいいと思います。
障害を抱えた子供と、その子供を持つ自分が社会から捨てられることを覚悟できるなら、うつ病になったことをもって施設をやめてもらうことを求めれば良いと思います。
納得の行かない理不尽さだけが残りました。