FirefoxアドオンのAdblock Adgeが開発を終了したらしいです。
[Firefox Addon]Adblock PlusやAdblock Edgeよりも軽いらしいuBlock
Adblock PlusはWebページを表示するときに、不要な広告を表示させないようにすることでメモリ使用量の削減や表示速度の向上、通信量の削減が期待できるアドオンです。
そのAdblock Plusが一部の広告業者から金銭的な支援を受け、その企業の広告については表示するようにしていたことが明るみになり、同様の機能を提供するアドオン「Adblock Edge」が登場し、多くのユーザが長く愛用してきました。
しかし、Adblock Plus、Adblock Edge共に年々肥大化し、使用することでメモリ使用量削減が見込めるどころかアドオン自体が多くのメモリを消費していることや、このアドオンが動作することでWebページの表示速度が遅くなることが指摘されました。
その後、元々はChrome用として開発されたらしいのですが、従来のAdblockの動作やコードを見なおして誕生したとされるuBlockが登場します。
アドオンダウンロードのページによると、このuBlockが登場したことを受けてAdblock Edgeは開発を終了したらしいです。
上の記事ではGitHubのページを紹介していましたが、Firefoxアドオンサイト「Add-ons for Firefox」に最新版が公開されていました。
µBlock 0.9.1.0 上書きできるかどうかわからないので、以前から使っていた方は一度、古いuBlockをアンインストールしてから改めてインストールしたほうがいいでしょう。
なんだか、1つの時代の終わりを感じますね。
あとはAndroid版のuBlockが早く出て欲しいところです。
追記: このブログの記事投稿ページも開いているので正確ではありませんが、インストールされているアドオンのメモリ使用量を調べることができるアドオン「about:addons-memory」を使ってYahoo!のトップページを開いたときのメモリ使用量を調べてみました。
Adblock Edgeだと10数MBは消費していたので随分違いますね。
ちなみに上で紹介したFirefoxアドオンのページのものではなく、uBlockのGitHubから最新版をダウンロード・インストールしてみました。
Releases · gorhill/uBlock · GitHub
今はuBlock Originとして別のアドオンとして認識されるようです。
Addons for Firefoxからインストールしたものはアドオン詳細ページの表示に不具合がありました。
細かい設定ができるダッシュボードと各ページのブロックされた要素を調べることができるネットワークリクエストログをそれぞれ表示するためのボタンのラベルが表示されていませんでした。
ラベルが表示されていなくてもボタンはきちんと動きます。
Addons for Firefoxからインストールしたほうが自動的にアップデートされるのでどうしても最新版でないと嫌だという人以外はそちらを使ったほうがいいでしょう。
about:addons-memoryについてはこちらの記事
Firefoxを遅くしているアドオンはどれだ!?メモリを食っているアドオンがわかるアドオン。about:addons-memory
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