HOMELAND(ホームランド)の主人公の病気
第11話 信念と覚悟 を見ました。
HOMELANDはイラクで捕まり、数年ぶりに帰還したアメリカ兵が、イスラムテロ組織のスパイになっているのではないか?と疑いを持った主人公が、真相を追うべく奔走する。
エミー賞、ゴールデン・グローブ賞を受賞している海外ドラマです。
主人公達CIAが追っていたスパイに裏をかかれ、協力者を狙った爆破テロに巻き込まれた主人公キャリー・マティソンは、病院へ運ばれますが、その間に持病の精神疾患を悪化させてしまいます。
テロ事件のショックと精神科医である姉にこっそり処方してもらっていた薬が入院中に飲めなかったためです。
CIAに知られてしまうとクビになってしまうために明かせなかったのです。
姉によるとキャリーは双極性障害だそうです。
その回ではリチウムとクロナゼパムという薬が処方されていました。
父親も同じ病気であることが描かれています。
しかし、ドラマの初回だったと思いますが、気分障害でクロザピンを処方されていました。
日本では適用する病気が違うのでしょうが、クロザピンは統合失調症の薬です。
それも日本では一部の病院でのみ、それも一定期間入院して経過を観察し重篤な副作用を起こさない、と安全が確認されないと処方してもらえないようです。
ドラマの話ですが、こんなに薬を飲んでいて仕事なんて出来るんでしょうか?
あくまでもドラマの話ですが。
TEDでは、薬を飲むのをやめる決断をしている人もいます。
エレノア・ロングデン: 私の頭の中の声
また、薬を飲んで仕事をしている人もいます。
エリン・サックス 精神疾患についての内側からのお話
面白いことに、どちらも心理学者です。
ドラマであれ、現実であれ、重篤な精神疾患を抱えながら第一線で活躍している人が取り上げられるのはいいことだとは思います。