「応募社数は5個まで絞るべき」は可能なのか?
ドワンゴが就職試験に受験料を徴収するということを打ち出し、それに対してオールアバウトがそれを肩代りしますよという企画を打ち出した。
が、ドワンゴの批判を受けて中止した、という話。
駄目元で受験する人を減らすという意図を減らすための受験料徴収という方法を、オールアバウトが無意味なものにしたと考えるとまずいことはまずい。
でも、タイトルにも書いたようにドワンゴ川上氏「応募社数は5個まで絞るべき」は果たして可能なんだろうか?
100社受けてやっと仕事が決まった人とか、数十社受けるのは当たり前とか言われていて、大学生が就職浪人となるかどうかもまだわからないうちに、就職活動に疲れ果てて自殺してしまう事態にまで至っている。
5社に絞れば確かにそういった事態は回避できそうですが、5社に絞って受験する、落ちてからまた改めて受け直す。そんなことが果たして出来るんだろうか?
ドワンゴ社長は新卒一括採用を維持するためには5社に絞って受けさせろ、と言っているわけだけど、結局、この方法がうまく行くようにするにはいつでも入社試験が受けられるような仕組みにしなくてはいけないんじゃないかと思う。