あれこれ備忘録@はてなブログ

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(追記あり : 大分使いやすくなった ! )XenialDog64を試してみた。なかなか良い感じ。しかし、色々うまくいかない。

XenialDog 64-bit

apt-getやSynapticパッケージマネージャが使えるPuppy Linux的なディストリビューションとして有名なDebianDogの派生でUbuntu 16.04ベースのXenialDogの64ビット版を試してみた。

Ubuntuなどを既にインストールしてあって、Grub2が入っている場合はXenialDogのインストールは簡単だ。

isoファイルをマウントする。

Puppy Linuxで操作している場合はファイルマネージャでisoファイルをクリックするだけでマウントできる。

マウント先の「casper」フォルダをインストール先のHDDやSSDパーティションへコピーする。

うちの環境ではPuppy Linuxなど他のOSが入っているために、「XenialDog64」というディレクトリを作ってそこへコピーした。

61-DEVX-XenialDog64-2017-01-18.squashfsと99-locales-Xenialdog64-2017-01-18.squashfsもダウンロードしておき、casperディレクトリの下に置いておく。

こんな感じでgurb.cfgや、Ubuntuの場合には/etc/grub.d/40_customに書き込む

menuentry 'XenialDog64' {
    search --file --no-floppy --set=root /XenialDog64/casper/vmlinuz
    linux /XenialDog64/casper/vmlinuz noauto from=/XenialDog64/ changes=/XenialDog64/casper/
    initrd /XenialDog64/casper/initrd1.xz
}

これで/XenialDog64/casper ディレクトリ以下にchangesというディレクトリが作られ、変更が保存される。

changes=EXIT:/XenialDog64/casper/

とする方法もある。

これは動作時しているときの変更はメモリ上に置き、終了時にだけ変更箇所をストレージへ書き出す方法だ。

SSDなどあまり頻繁に書き込みをすると劣化するようなストレージに有効なオプションである。

HDDではあまり意味がないと思われるし、終了時の書き出しに時間が掛かるので、うちのマシンでは使わないことにした。

動かしてみると、起動時のメモリ消費量が150MB前後ととても少なく、XenialPupのようにフリーズしてしまうこともない。

とても安定している。

PuppyLinux 新 Ubuntu の Xenial-Dog を勝手に日本語化してみました。|極楽はぜのブログ

極楽はぜさんの記事を参考に日本語化した。

日本語フォントがインストールされていない状態ではページが文字化けしているが、青い字で書かれたコマンドを端末に入力して実行していくだけである。

apt-get install fonts-vlgothic fonts-takao

を実行した段階で、ページを読みなおすか、ブラウザを再起動すれば文字化けは直っていると思う。

デフォルトで動いているのはOpenboxだが、メニューの「System」にある「Start JWM」を選択し、ダイアログで「OK」を押して、プロンプトになったあと「startx」と入力して実行するとJWMが起動する。

なお、極楽はぜさんはJWMデスクトップマネージャで日本語メニューが豆腐になってしまう対処としてDejavu Sansフォントを削除しているが、rootフォルダにある「.jwmrc」で「DejaVu Sans -12」を「Sans -12」に変更するとフォントを削除しなくてもメニューの文字化けは解消される。

sakurapup.browserloadofcoolness.com • トピック - トレイの日本語が箱文字になっている

XenialDogではないが、Puppy Linuxで同様の問題が起きるときの対処として「-(ハイフン)」を消すということが書かれている場合もある。

どちらが望ましいのかはわからない。

DejaVu Sansフォントを消しても問題ないのだから、消した方がメモリの節約になって良いのかも知れない。


デフォルトで入っているFirefoxを見てみたらバージョン27だった。

さすがに古いので削除した。

Firefox ESR(延長サポート版)をインストールして試して見たところ、52.3.0はPulseAudioが必要らしい。

インストールを促す通知が出た。

しかたがないのでPulseAudio関連とpavucontrol(PulseAudio 音量調節)をインストールした。

PulseAudioが必要ならESRを使う必要はないのでこれを削除して、Synaptic パッケージマネージャからFirefox 55.0.2をインストール。

YouTubeは問題なく再生できた。

しかし、AbemaTVが再生できない。

Flashを有効にすると見ることができるコンテンツもあるが、HTML5プレーヤであるTHEOplayerでエラーが出ているようだ。

黒い画面で止まるか、「undefined Info: This browser does not allow you to watch this video. Try to update your browser or use a different browser.」と出て砂嵐だ。

f:id:t_massann:20170916145520j:plain

YouTubeが見られるという事はHTML5動画プレーヤは使えるということだし、WebGL Aquariumも表示できる。

なぜかAbemaTVだけ見ることができない。

THEOPlayerのデモページを見てみたが、「Something went wrong during native playback.」と出て、やはり再生できない。

「about:support」のトラブルシューティング情報を見てみた。

「HW_COMPOSITING」が「blocked by default: Acceleration blocked by platform」になっているのが関係しているのかもしれない。

「about:config」で「layers.acceleration.force-enabled」を「ture」にしてみたが変わらない。

今のところ、お手上げだ。


追記

UbuntuFirefoxも「HW_COMPOSITING」は「blocked by default: Acceleration blocked by platform」だった。

「about:config」で「layers.acceleration.force-enabled」を「ture」になっていると、「force_enabled by user: Force-enabled by pref」という文面が追加される。

HTML5云々というよりも、HLS形式のストリーミングがうまく動いていないのではないかという気もする。

HTTP Live Streaming - Wikipedia

かと言ってどうにもならないが・・・。

追記終わり


さらに追記

FirefoxとHLSについて調べてみたらffmpegのことが書かれていたのでもしや、と思ってSynaptic パッケージマネージャを見てみたらffpmeg関連がインストールされていなかった。

ffmpegと依存パッケージをインストールしたら見事、再生することができた。

良かった。

AbemaTV以外のHLSストリーミング動画もこれで視聴可能になるだろう。

Puppy Linuxの多くは多分、最初からFFmpegが含まれているはずだ。

TahrPupやXenialPupでもFFmpegは最初からインストールされていた。

まさかXenialDogに入っていないとは思わなかった。

DebianDogにも入っていないのかもしれない。

LxPupのChromiumは自前で動画を再生しているのだろうか?

chromium-codec-ffmpegなどのパッケージがあるが、これらをインストールしていないのに問題なく再生できている。

libavcodecのせいかな?なんて思って調べてみたらLibavとFFmpegが分裂し、Ubuntuで言えば14.10以前はLibavを採用していたが、15.04ではFFmpegとLibav両方を並立し、15.10以降はFFmpeg採用に戻り、Libavを削除らしい。

くわしくはこちらの記事。

Ubuntu 15.10 その12 - Libavが無くなり、FFmpegに戻りました - kledgeb

TahrPupでlibavcodecをアップデートしろというエラーが出ながら、公式リポジトリではアップデートできなかった理由はそれだったのだ。

arekorebibouroku.hateblo.jp

そんなことがあったとは知らなかった。

FFmpeg 3.0リリース、DRMに使われるCommon Encryptionに対応 | スラド オープンソース

ここで言われているようにOpenOfficeLibreOfficeApatch OpenOfficeとに分裂し、プラットフォーム側やユーザがどちらを採用するか分かれたことを思い出す。

LibreOfficeの方が更新が早く、新機能や最適化が頻繁に行われて勢いがあったため、LibreOfficeを採用するユーザが多かったように思う。

去年の段階でApache OpenOfficeは開発終了となるというのがニュースになっていた。

再始動したらしいが、更新頻度はLibreOfficeと比べるとまだまだ遅いようである。

Libavもこのまま静かにフェードアウトしていくのだろうか?

期せずしてそんな騒動を知った。

追記終わり


SourceForge

LxPupというディストリビューション用に作られているChromiumブラウザがそのまま使える。

ダウンロードしたSFSファイルの拡張子を.sfsからsquashfsに変えてXenialDogをインストールしたところに、うちの環境では/XenialDog64/casperディレクトリの下に置く。

そして、「Module Tools」の「SFS-Load GUI」で読み込む。

SourceForge

ついでにWidevineもインストールするとDRMコンテンツも見ることが出きるようになる。

DRMコンテンツも含めて、ChromiumではAbemaTVを問題なく見ることができた。

「Network(日本語化されているJWMではネットワーク)」ではなく「Other(同じく、その他)」に置かれるので注意。


また、システムトレイの音量調節が出ない。

一度、起動してXを再起動すると出る。

しかし、これだとmixerがalsamixerでpulseaudioのものではない。

PNMixerをインストールして対応することにした。

実はPulseAudioをインストールしても自動的に起動しない。

これはJWMを使っている場合だが、以下のようにしてみた。

/root/Startupディレクトリにpulseaudio_start.shなどというファイルを作って以下のように書く。

#!/bin/bash

pulseaudio --start
pnmixer

また、/rootディレクトリにあるstartup-jwmファイルを開き

# test configuration 3
/usr/bin/rox -p ${HOME}/.config/rox.sourceforge.net/ROX-Filer/pinbd-OB &
/usr/local/bin/start-up &
frisbee-tray &
volumeicon &
sleep 2
desktop_drive_icons &
parcellite &
setbackdrop &

となっているので、このうち「volumeicon &」を消す。

「#」でコメントアウトしても良い。

また、ここに上のpulseaudioとpnmixerを起動するコマンドを入れても動くと思う。

Openboxの場合は、/root/.config/openbox/autostart.shを開いて、「volumeicon &」と書かれているところをコメントアウトすると良い。

また、ここへ

pulseaudio --start &
pnmixer &

を適当なところに挿入しても動くと思う。

volumeicon-alsaをアンインストールしても良い。


私の環境ではSSIDを隠しているので標準のツールWifiBoxでは無線LANに接続できなかった。

Frisbeeでの設定になれていたのでFrisbeeをインストールした。

Index of https://debiandog.github.io/xenialdog/Packages64/Included

といっても無線LANが使えないのだから他の方法で接続する。

こういうツールがあると便利だ。

有線LANを無線LANに変換する機能のあるLANアダプタや無線LANルータだ。

PCの有線LANにつないで無線LAN子機として動作するコンバータだ。

有線LANしかないホテルで有線から無線LANアクセスポイントに変換する事もできる。

また、ルータの有線LANとUSBを接続して使うことができるものもある。

これらを使って無線LANを使わずにネットワークに接続し、必要なファイルを手に入れたり情報を調べて、無線LANを有効にできるようにすると良いだろう。


とりあえず色々と不具合はあるが、解決法がわからないのでこのくらいで満足することにする。

XenialDogでもDesktop ManagerでPCManFMとLXPanelの組み合わせにするとメモリ消費量は400MBくらいになる。

だからLubuntuでもJWMなどにすればメモリ消費量は減るかもしれない。

普段使いにするOSをLubuntuから乗り換えたいのだが、なかなか満足できるものが見つからない。

技術的スキルがない人はやはりUbuntuで満足するしかないようだ…。


Mozcもroot環境では使えないのでAnthyを使っている。

普段Mozcを使っていて久しぶりにAnthyを使うと頭の悪さにイライラする。

一応、ユーザ名puppyに切り替えて使うという方法もあるが、Mozcを使う度にアカウントを切り替えるのは面倒だ。

64ビット版Puppy Linux用に有志の人が作ってくれたSFSパッケージは使えるのだろうか?

あとで調べてみよう。

arekorebibouroku.hateblo.jp

この記事にあるようにMozc辞書をAnthy辞書に変換して使う方法がある。

LubuntuにRubyを入れて記事でリンクをはってある変換スクリプトを使って以前ダウンロードしておいたGoogle日本語入力強化辞書をAnthy辞書に変換し、/root/.anthy/以下にimported_words_default.dディレクトリを作って辞書ファイルを置いた。

辞書ツールにインポート機能がないのは不便だ。

これで少しはマシになる。

バックライトの明るさもホットキーで変えられない。

xbacklightをインストールして問題がなければ

xbacklight =50

などとして変えることができる。

しかし

No outputs have backlight property

と出てうまくいかないこともある。

xrandrで明るさを変えることができるのだが、これだと物理的に明るさを変えられないようだ。

コントラストが小さくなるような感じになり、見づらくなるだけである。

有効な方法は

echo 50 > /sys/class/backlight/intel_backlight/brightness

などとすることだ。

/sys/class/backlight以下はマシン環境によって異なる。

brightnessの値はパーセントではなく各マシン環境の絶対値のようだ。

最大値は/sys/class/backlight/intel_backlight/max_brightnessにある。

xbacklightと同じような動作をさせるためにシェルスクリプトを書く。

#!/bin/sh

max=`cat /sys/class/backlight/intel_backlight/max_brightness`
echo `expr $max \* $1 / 100` > /sys/class/backlight/intel_backlight/brightness

のようにして、例えばbrightnessという名前にして適当なディレクトリに置く。

chmod +x brightness

などとして、実行可能にする。

brightness 50

とすれば、50%の明るさになるはずだ。

パスなどを通してどこからでも使えるようにしても良いだろう。


Firefoxも問題なく動くようになり、Anthyも賢くなったので随分と使いやすくなった。

これだと常用しても良いかもしれない。


2017/09/17 追記

sakurapup.browserloadofcoolness.com • トピック - StretchDog64 for testing 日本語化パッケージ(rootでもMozc)

Puppy Linux日本語フォーラムでzstepさんがXenialDog用のscim-mozcを公開してくれている。

Puppy Linuxと同じく、root環境でも使えるそうだ。

Input Methodがscimなので、今、入れているuimを削除したほうが良いかも知れない。

しかし、Mozcを入れたあと、起動直後のメモリ消費量が350MBに跳ね上がってしまった。

uim-anthyを入れていた頃は170MB程度だったのに。

これだとXenialPupと変わらない。

今回、インストールしたマシンではXenialPupは不安定だったから良いが、古いマシンに入れる場合にはメモリ消費量の少なさというアドバンテージが無くなってしまう。

もしかしたら、XenialPupのメモリ消費量もMozcが入っているせいかもしれないな。

日本語入力の使いやすさを選ぶかメモリ消費量の少なさを選ぶか迷うところだ。

その他のOS、WindowsUbuntuなどと一緒に使っている時に時間がずれる場合、XenialDogの時刻がUTCになっていないことが原因だ。

Lubuntu 16.04をインストールしたあと設定すること。Ubuntuでも有効 - あれこれ備忘録@はてなブログ

上のリンク先記事を参考に時刻の設定をしよう。

XenialDogの良い点はたくさんあるが、その一つにカーネルのアップグレード機能がある。

Puppy Linux系はカーネルが固定されていることが多い。

バージョンがアップデートされるときにカーネルもアップデートされ、古いバージョンにも提供されることはある。

カーネルやライブラリが限られていて、みんなが同じものを使っている方が問題の解決もしやすいのでその方が良い場合もある。

ともかくPuppy Linuxとは異なりDebianDogやXenialDogはベースとなっているDebianUbuntu 16.04のリポジトリの最新のカーネルを使うことができるようだ。

もっともXenialDogはLTS版がベースなのでバージョン4.4系列だ。

それでもセキュリティアップデートなどにも対応しているから安心だ。


2017/09/23 追記

Rootで使えるMozcを自分でビルドし、使用できるようになった。

arekorebibouroku.hateblo.jp

長い道のりだったが、成功した。

fctixで使っているが、メモリ消費量もscim-mozcよりも少なくとても使いやすい。

(追記あり)Linux版Flash Player プラグイン Firefox用NPAPI版 バージョン27で音が出ない不具合(Ubuntu,Debian,openSUSE,CentOS,Arch Linuxなど)

2017/10/30 追記

Adobe Flash Player 27.0.0.159以降(現在のバージョンは24.0.0.194)では解決しているようです。


AdobeFlash Playerがバージョンアップされ、27.0.0.130になった。

しかし、アップデートされてからFirefoxFlashの動画やコンテンツを動かすと音が出ない。

Download Adobe Flash Player 27 Beta for Desktops - Adobe Labs

ベータ版も試してみたが、現在の27.0.0.134でも音声の問題は解決していない。

PulseAudioとALSAの関係なのかも知れないが良くわからない。

検索して調べてみた範囲だと、音が出ない不具合があるという書き込みはほとんどない。

うちの環境の問題なのかも知れない。

Firefoxのバージョンにもよるかも知れないがUbuntu配布の55.0.2(64ビット)しか試していないのでわからない。

とにかくバージョン26だと問題が無いので戻すことにした。

アーカイブ版 Adobe Flash Player の提供について

本来はここから古いバージョンのものをダウンロードするのが正しいと思う。

しかし、ここのアーカイブはWin版、Mac版、Linux版やそれぞれのデバッグバージョンも一緒になったものでファイルサイズが大きい。

必要のないものまで落とすのは面倒だ。

また、現在のアーカイブにあるバージョンは26.0.0.137となっている。

バージョン26の最終版は26.0.0.151のようだ。

探してみたところ、rpmだが古いパッケージがあった。

http://distfiles.crux.guru

ここのflash-player-npapi-26.0.0.151-release.x86_64.rpmをダウンロードして、アーカイブマネージャでlibflashplayer.soを解凍して取り出し、/usr/lib/adobe-flashpluginディレクトリの下に置く。

Adobe Flash Player for Linux 25.0.0.171 Download - TechSpot

TECHSPOTというサイトにtar.gz形式のファイルがあったが、バージョンが古いし、どんなサイトだかわからないのでやめておいた。

まあ、distfiles.crux.guruもどんなサイトだか知らないが・・・。

とりあえず、これで様子を見ることにする。

ほとんどのディストリビューションリポジトリは公式のものをダウンロードするプログラムが入ったパッケージだったり、本体が入っているものでもすぐに最新のものに置き換えられてしまう。

不具合が出た時に困るのでアーカイブを用意してほしい。

ただ、当然のことだが古いバージョンのものはセキュリティの問題があると思う。

また公式サイトからのダウンロードでない点にも注意。

自己責任で試して欲しい。

ちなみにChromiumのPepper Flash(PPAPI版)では問題なかった。

他のマシンに入っていた古いFlash Playerプラグインのmd5sumを調べてみた。

バージョン26.0.0.137のlibfalshplayer.so(64bit)は

10a7976a69f8e1eff1b5867898450fd7

だった。

同じく64ビットのバージョン26.0.0.151は

fc505d3d55104e46d8eda8a6cf589895

だった。

distfiles.crux.guruからダウンロードしたRPMパッケージの中のlibflashplayer.soのMD5も同じだったので問題ないはずだ。

調べて気がついたが、この調べたマシンにあるlibflashplayer.soをもらってくれば良いだけだった・・・。

追記

PulseAudio Equalizerとの相性が悪いようだ。

Equalizerをオフにすると音声が出るようになる。

またALSAで音声が出力されているらしく、PulseAudio音量設定でコントロールできない。

Flashコンテンツから音声が出ているときはPulseAudioの他の音声は出力されなくなってしまう。

バージョンが古いものであれば、PulseAudio経由で出力されているらしい。

D: 釗Old/etch/Software/Flash - Debian GNU/Linux スレッドテンプレ

Flash Playerのバージョン10以降はlibasound2というライブラリを使って音声を出力するそうだ。

libasound2-pluginsがインストールしてあれば、通常はPulseAudioを経由して出力される。

もしかするとバージョン27になって、バージョン9以前のように直接ALSAを叩くようになったのだろうか?


追記

ツイッターで調べてみたら、アーカイブ版から26.0.0.151をダウンロードしている人がいて、おかしいなと思ったら、英語版のページでは26.0.0.151がダウンロードできるようだ。

Archived Adobe Flash Player versions

日本語ページは更新されていないのだ…。


Kona Linuxに関する記事が2ちゃんねるで言及されていた

arekorebibouroku.hateblo.jp

上の記事が.scの方の2ちゃんねるで言及されていた。

Kona Linux 3杯

この書き込みは別に構わないのだが、それに対する反応が気になった。

https://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/linux/1475762994/1096

精神の方向性が常に後ろ向き ディストリの粗探ししかしていない ネガティブ過ぎて総合失調症になるくらい 幻聴 ネガティブ思考は恐ろしいものだ それに本人は気づいていない 薬で治るものじゃない

病気のことを書いていると必ずこういうことにこじつけて差別的に批判する人間が現れる。

だからリスク管理としてWebでは病気のことと他のことを別サイトや別アカウントに分けて書いたり、現実では病気を隠すことになる。

こんなことを書く人は自分が差別や偏見に基づいて考えていることを理解していないからたちが悪い。

自分のしていることが妥当な批判なのか、ただの中傷なのかの区別もついてないんだろう。

こういうことを書かれると、自分も「やっぱり2ちゃんねるは・・・」と一部の人の言動で全体を評価して罵りたい気持ちになる。

「粗探し」というが、普段使いするのに必要な設定をして現れた不具合について指摘するのが粗探しと言えるんだろうか?

通常ならしないことをして、わざと不具合を見つけようとしている粗探しと言えるだろう。

自分が使っているブラウザを導入したり、リポジトリの設定を最適化することが普通じゃないんだろうか?

インストール後の初期設定で、自分が経験した不具合について書いたり、あればそれに対する対処法を書くことがいけないんだろうか?

もう少し、考えて発言して欲しい。


他の意見については別に気にはならないが、PaleMoonを使わずFirefoxを使うことについては幾つか理由はある。

メニューが日本語でないことは別に問題ではないし、言語パックを適用して、about:configをいじればある程度日本語化できる。

Firefoxについて単純に使い慣れているということが一番だが、PaleMoonは以前と比べてFirefoxを使うよりも有利であるという印象がないこともある。

ファイルサイズやメモリ消費量も増えてきている。

さらにFirefoxから流用できるアドオンについても変化が起こっている。

XUL版からWeb Extension版への移行が起こっているからだ。

PaleMoonは旧版(XUL版)を採用し続けて、Web-Extには対応しないそうである。

forest.watch.impress.co.jp

Web-Extへの移行にともなって開発を終了していまうアドオンも出てくると言われている。

古いアドオンをそのまま使い続ければ良いということもあるが、uBlock Originのように旧版とWeb Extension版を分けずにアップデートしている場合、このuBlock Originで起こったのと不具合が起きるだろう。

また、レンダリングエンジンが独自のものになったせいか、AbemaTVが見られないのである。

「Firefox」派生ブラウザー「Pale Moon 26」、エンジンを“Gecko”から“Goanna”へ - 窓の杜

検索すると同様の指摘が複数ある。

DRMコンテンツを視聴できるプラグインが無いのでそれらを視聴できないのは仕方ないとして、サイトが全く表示できなかったりするのはちょっと問題だろう。

使い分けろという意見も一理あるが、1つのブラウザで対応したいという意見も間違っていない。

たとえばFirefox ESRでYouTubeを見るとクラッシュする件について、PaleMoonを使えば良いという意見があるが、単純にYouTube動画だけを楽しむのであれば、Jack/Blackjackエディションでは、SMTubeを経由してSMPlayerで見たほうがJACKから直接音声出力できるのだから、そちらの方が良いだろう。

普段使っているブラウザであちこちページを見る中で時折。YouTube動画が現れるたびにブラウザを変更するなんてナンセンスだ。

軽くてYouTubeを見ることもできるというのことならMidoriとかSlimJetなどを使うし、Mozilla系でFirefox以外を使うなら、SeaMonkeyを選ぶ。

また音声はALSA出力でYouTubeもAbemaTVなどもこれ1つで見られるブラウザとしてはChromeがある。

しかし、私は普段使っているFirefoxが使いたいのだ。

そういう不具合について、Ubuntuやその派生ディストリビューション、また別のディストリビューションのフォーラムサイトで質問されていることがあるが、それに対して「他のを使え」「あるもので満足しろ」「不満ばかり書くな」と言うのでは、話が進まないし、そんなディストリは使われない。

またUbuntuなどの不具合に関するブログやサイトの記事は批判の対象ではなく、有用な情報として活用される。

それに繰り返しになるが、件の記事はOSやソフトを試してみて、使用感について書いたり、出会った不具合について列挙したり、対処法があればそれについて書くという備忘録的な記録と感想を書いたに過ぎない。

それについてまで、わざわざ病気と絡めて批判されたのではたまらない。


批判したい気持ちもわからないではない。

docs.google.com

jackエディションとblackjackエディションの違いについて(重要)  jackエディションとblackjackエディションの違いはpulseaudioの有無が大きな違いです。 jackエディションにはpulseaudioがインストールされておりblackjackエディションにはインストールされていません。 (これはkona linux 4.0 jack/blackjack, KLUE 2.0 jack(64ビット)において言えることです。それ以前のバージョンではjack/blackjackともpulseaudioは入っていません) jackエディションは幅広いユーザーの利用を考慮してどのアプリでも音が出るようにpulseaudioを入れてあります。 それに対しblackjackエディションは高音質の実現を目標としているため音質的にあまり好ましくないpulseaudioを外してあります。 jackエディションからpulseaudioを削除したり、blackjackエディションにpulseaudioをインストールするのはエディションの性質を破壊するので行わないでください。

jackエディションはpulseaudioありの環境で、blackjackエディションはpulseaudioなしの環境で最高の音質が得られるよう調整し作りこんであります。

これは作者がもっとも苦心したところです。 jack/blackjackエディションは高音質化のために複雑で繊細な作りになっており、音にかかわるささいな修正でも音質を台無しにします。 jackデーモンは最適な状態で立ち上がっています。 その最適な状態のjackデーモンを再起動すると音質が劣化します。 たとえばgladishのようなツールでjackデーモンを再起動すると音質は劣化します。 また音の良さはどうでもいいと思っているなら、高音質化のために複雑になっているjack/blackjackエディションをわざわざ使う意味はまったくありません。他のエディションを使ってください。 作者の苦心が無駄にならないことをせつに願います。

これが全てだろう。

元々、国産であることとメモリ消費量が少ないことに興味を惹かれて、Kona Linux 2.3を使いたかったが、新しいマシンでは動かないことから、バージョンの新しく、更新頻度が多い、64ビット版がある、などという理由で4.0のBlackjackエディションを選んだ。

音質の良さを売りにしているということでその辺も試してみようとしたがうまくいかなかったということだ。

音質にこだわりがないとか良い音質が望めないマシンで使う、使用する目的が違うなどといった場合には、別のエディションを使うのが正解だった。

音質のためにCPUクロックを下げてしまう設定まで設けているのだから、全く用途が異なっていたのだ。

またバージョンが更新されるたびに全て入れ替えることを推奨しているのだから、普段使いのOSでもない。

2ちゃんねるのスレッドに集まっている人たちにとっては、それが大前提のことだったので、それを理解していないで使用して書いた記事が気に入らなかったのだろう。

取り上げられた記事にも一応、その点については最後の方に言及していたのだが。

さらには繰り返しになるが、素材にもこだわっておらず、周囲の雑音を拾ってしまうような設計のPCで聞いても音声の良さはほとんどわからないのではないかと思う。

FirefoxもPulseAudioにしてしまったわけだから、より一層、音の良さは体験できない。

blackjackやjackではなく無印版で十分だと思う。

元記事の方はここの部分の文字を大きくして色を赤くして強調しておいた。

大前提を理解していない人に対する怒りがあるのはわかるが、Macを批判したり、MacをPCと呼んだりすると猛烈に批判する一部のマカーの人たちにちょっと似ている気がした。

Apple製品を使う人が随分増えたのでMacの使いづらさやWindowsや他のOSの方が得意なことなどを冷静に比較する人も現れて、割合としては減ったが、一時は随分ひどかった印象がある。

自分たちはWindowsの劣った点をあげ、Macの優れた点を自慢気に語るのに、逆のことを他の人がしていると激しく怒るのだ。

正直なところをいうとそういう人たちのせいでAppleに良い印象を持てなくなったところがある。

そういう人たちとAppleの善し悪しは別なのだが・・・。


メモリ消費量が小さく、日本語表示がデフォルトなので魅力的であることに変わりないので、別のエディションの使用を検討してみるのも良いと思う。

色々試してみるのはおもしろいし、不具合があって調べるのも勉強になる。

それらについて記録していく今のスタンスは変えないし、あちこちのサイトを管理するほど気が回らないので、病気やその他のことを別サイトに分けるつもりもない。

批判があるのも、こんなブログの記事を見てくれる人が幾らかいるからだし、受け入れようと思う。

差別的な批判には断固反対するけれども。